■門前薬局KOZOH■

管理人は某クリニック門前薬局の事務15年め。
『門前の小僧』のしったかぶり日記です。2009年登録販売者資格取得。

特攻Moca

2010-06-03 | 管理人の日記
Haraさんの「プチ五月病」の一件を踏まえ、考えた指導方法が

「教えあい」だった。(考えたという程でもないけど)

私とMocaちゃん私とHaraさん
つまり「新人2人一緒」じゃないシチュエーションで
私が教えたこと、注意したことを、

その場にいなかった「相方」に教える

というやり方。当たり前のようだけど、この2人はソレがなかった。
よっぽど印象深いことでなければ、ドッチに何を教え何を注意したのか
私だって憶えていないので、これを2人に徹底させれば

【メリット 其の壱】

こないだゆーたやん!てことがなくなる。

【メリット 其の弐】

相手に教えるということで、一人は

その仕事を確実にモノにできる。

【メリット 其の参】

彼女たちにとっては、相方が怒られた

同じ内容で怒られることが回避できる。

(o゜3゜b)b ナイスアイディ~ア!

だと思ったんだけど。

今日は思わぬ形でMocaちゃん衝突してしまった。

これは読んでもらうより、聞いてもらったほうが、たぶん早い。

Haraさんが席をはずしているときに、患者さんの集計の仕方で
「これをこーしたら、こんな検索がかけられて便利」
みたいな“お役立ち情報”を教えたKOZOH。

「じゃあ、コレをHaraさんにMocaちゃんが教えてあげてな?」

「え?今日、Haraさん出勤してはりますよね?」

「休んでるときだけの話とちゃうって。二人のうちどっちかが
その場にいないパターンで、教えあいをしてって意味やで?」

「あ・・・そういう意味ですか」

伝わってないなぁ・・・私の言葉が早口で足りんのやろか・・・)

「なぁ。さっきからメモ取ってないけど、いま教えたこと
Haraさんに教えられる?私、いまMocaちゃんに
「Haraさんに教えたげて」ってゆーたとこやで?」

「こないだ、メモ取るなって

言わはったやないですか・・・」

( ̄Д ̄;)正直、ビックリした。

しっかりコッチを見据えて、静かにキレているのがわかる。

こないだ・・・? ・・・・ハッ∑(´□`;)まさか、あの、

「覚えた内容は“自分メモ”からハズして

いかんと自分の頭に入らへんやろ」

と言った、アレ、か。

2人とも「自分メモ」がやたら分厚いB5サイズのノートで、
「こないだ教えたアレやけど」みたいな話をすると、その分厚い
ノートをまるで辞典をひくかのように「どこに書いたんやっけ」と
めくっていたので、出た言葉。

最初の頃はものすごくしょうもない内容でもメモするもの。それは、いい。

ただそれを「清書」した状態が、その厚ノートだったので注意した。

最終的にはポケットサイズになるように、と言った。

しかもその時はかなり腹立ちまぎれだったのを憶えている。

「メモを取るな、という意味に聞き取ってしまったなら、
私の言い方が悪かったんやなそれは悪いことしたわ

でもメモを取らんと私は覚えられへん、っていうなら
自分を曲げることあらへんやんか。「取るな」なんて一言だって言ってない!

・・・で?他には?

KOZOHさんが言った内容で疑問に思ってることがあるん?」

「なにかわからないことがあっても

質問しちゃいけないんですか?」(静キレ)

(´゜Д゜`)・・・は?

「こないだ、そんなしょうもないことで

質問するなって怒らはったじゃないですか」

・・・(・∀・)あぁ~~~~アレ、ね?

コピー機の紙が詰まって、ディスプレイに「ココの部分に紙が
詰まってますよ」という表示が出てるのに、トレイも開けず、
トナーカバーも開けず、

「紙が詰まってるみたいなんですけど?」

って質問(?)してきた、アレね? 言った言った!
ディスプレイの表示通りのところにグチャってなった紙が詰まってて
それを取り除いたら普通に動きはじめたのを見て、

質問するタイミングが早すぎんねん!

て確かに怒った!ついでに「しょうもない」とも言った気がするわ。
それがMocaちゃんの耳を通って、脳みそに辿り着いた頃には

「質問するな」ということになってた、と。(。 ・ω・))フムフム

ひとっことも言ってないけどね「質問するな」なんて。

「自分でできるかぎりのことをやって、それで質問しろって
意味だったんだけど。それも、私の言い方が悪かったんやな
謝るわごめんな?


私、お勤めとか、初めてじゃないですか。

コピー機とかプリンターとか、全然わからへんことだらけやのに
質問したらあかんって言われて・・・」


(だから言ってないちっとろーがよ

ここで、KOZOHのナニかがキレた。

「そら、悪かった。まさか短大出てて

コピー機も触ったことが無いなんて

思いもせんかってんか。お勤め経験ないって、うん。
シャチョーから聞いてたで?

ほんで?自分で判断できひんかったことと

なんか関係あるんかいな、それは。

誰がレセコンのことで「質問するな」って言った?薬のことで
質問するなって言った?

言われた時のシチュエーションを忘れといて、

最後の一言だけ忠実に守って、悩んでたってゆーてるん?

「ココから先は、私では責任が持てない」

っていうギリギリの判断ができるんが「社会人」とちゃうん?
お勤めしたことがないじゃないですかって言われても、いま、
もう一緒に働いてるやんか。
そんな言い訳しとう時点で、おかしいやろ。」

「じゃあ、コピーとかプリンターとかの

ことは質問したらダメってことですか?」

(゜Д゜)いーや?!もう全部質問して?

自分の判断で怒られるのが怖いんやったら、全部!

もう「しょうもない」なんて言わへんよ?!

だって、わからへんのやろ?なんにも。

しょうがないやん?

じゃあ、聞くしかないやん。私に。」

「え。でも・・・

聞いたら怒らはるんですよね?」



・・・ごめん、もう、全部書く気力が無い。

というのも、この「しずギレMocaと、イヤミ全開のKOZOH」の
やりとり、実は2時間以上あった。はしょってる会話もだいぶある。

向こうは向こうでキレている(らしい)ので、私が「ごめんな?」と
言ったときにしか「ハイ」と言わない。

ちなみにこのときHaraさんは、Mocaちゃんの背後で

恐怖からくる貧血で倒れそうになってた。

わかってもらえないかもしれないけど、私は別に彼女を
自分色に染めたいわけじゃない。むしろ、染まってくれなくて結構。

自己主張があるのに、なぜそれを仕事で発揮しないのか。

私の言葉がキツく、足りないことは認める。

イヤミもだいぶ言った。「傷つくだろうな」と思って、言った。
文書を書くことを趣味にしているのに、相手に大事なことを
伝えられない、伝わってない。致命的だ。

「Mocaさん、アスペルガーなんじゃない?」

相談にのってもらった、うちの事務長さんにそう言われた。
差別でそんなことを言ったのではなく彼女は
私の話を聞いて、冷静に判断した結果の言葉だった。

「そう」考えれば合点いくことも多いし、私も救われる部分がある。
我慢して我慢して我慢してきて、今日ついに沸点に達したのかもしれない。
ただ「そう」だと想定した指導をするというのは、限りなく難しい。

要点だけをまとめて喋らないと混乱するMocaちゃん。
要点だけをまとめて喋るのが苦手なKOZOH。

やはり「その可能性」だけでは、私自身を変えることができない気が
してるし、特別な配慮(ある意味厚遇)がなくても、トラブルなく
働いているアスペさんも多いのだから適応するのを信じて気長に
付き合うしかないのかもしれない。

まぁ、どっちにせよ「指導の丁寧さ」が鍵、か。

この話が一通り終わったあと

Mocaちゃんは平気だったけど

Haraさんは真っ青だった。

またHaraさんを怖がらせてしまった・・・
Mocaちゃんに今日教えたことも注意したことも、
また誤変換してしまいそうな言葉もいっぱい言ってしまった。

結局、Mocaちゃんは「最後の言葉」を忠実に覚え、
守ることはわかったので、帰る間際に付け足しといた。

「怒ってないから。」

なんとなく「負けた」気がして心が重かったけど、ホントに怒ってない。

ムカついてるだけです。


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2 コメント

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Unknown (こっぺ)
2010-06-03 09:23:08
アスペルガーか~。
なるほど。

アスペさんは言葉を「そのままの言葉通り」に理解するから、含蓄が読み取れないんですよね、確か。

なので指導する時には、

「~してはいけない」ではなく、

「~する」「~しましょう」「~してください」と言った方が良いと聞いた覚えがあります。
(汚い手で触ってはいけません→きれいな手で触りましょう、みたいな。)


否定の言葉を使うと混乱するんだそうな……

だから、
「メモをとってはいけない」、
「質問してはいけない」、
っていう否定の言葉に反応して、否定の言葉だけインプットされ、ズレた解釈になっているのかもしれませんね…。

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うん・・・ (管理人)
2010-06-03 21:55:48
コッペさん>こんばんわ
幸いにも、というと変かもしれませんが、私の周りには「アスペルガー」という
言葉が日常的にある環境なので、私もうっかり「わかってる気」になってたんです

それっぽいか、「そう」なのか、見抜ける自信すらあった。でも全然でした。

ただ、Mocaちゃんが「そう」ともまだ言い切れず、うちの事務長さんの話では
ここ数年、それこそ最近の新入社員さんは「それっぽい」にさらに磨きがかかり
「素アスペ」のようなコが多いらしいので、一概には決め付けられないのですが・・・。

否定の言葉はなんとか意識して私が言わないように心がければ改善するかもしれませんが
いっちばん私を苦しめるであろう事態、それは「たとえ話封印」です

事務長さん(その場にYAJIMAさんもいた)に「アスペに例え話は厳禁ですよ」と言われ愕然

もはや「私から例え話をとったら何もしゃべれなくなる」くらい、例え話が多い私にとっては
「わかりやすく説明する術がない」くらいにショック

しかも例え話で暗い話題を明るく変えることに成功してきたことも多いので
それを封印するとなると、職場がますます「まじめ」一辺倒、ドンヨリしちゃうかも?

まぁ・・・もし彼女が「そう」だったとしても、「憐れむ」必要は一切ないと思ってるので
私が「使い分け」をすればいいことかな、と楽観的に考えてます。

彼女にはまだまだネタを提供してもらわにゃならんのでな~(鬼)
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