はがきのおくりもの

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成功感と数学を学ぶことの価値目標

2008年12月17日 | 数学授業研究 1983

 このあたりの雑記帳は、難しい本の抜き書きばかりが続きますので、少し省略します。少し飛ばして…。

雑記帳1983年7月17日(日)

 『教育学大全集28 「学習指導論」東洋著P23』(第一法規)より
○ある教科が苦手だという子どもは、通例、その教科に関する限りほとんど成功らしい成功を味わったことがないのである。意欲がおとろえるのは当然である。意欲のなさを責めるのではなく、その子どもに本当の成功感を少なくとも何回かは味わえるように指導を工夫するのが先決だと思う。ただし、それはお情けや目標の切り下げによって成功させるのでは何にもならない。成功感は、ただ成功したということではなく、自分のはたらきや工夫で成功してはじめて湧いてくるものである。

 『教育学大全集28 「学習指導論」東洋著P129~130』(第一法規)より
○数学を学ぶことの価値目標として、次の4点を生徒に示している。
① 科学技術の進歩しつづける現代に生きる者として、数学の知識・技能・考え方が必要である。それらを身につけてほしい。
② 生涯学びつづけるために、数学の学び方を学んでほしい。
③ 文化遺産の継承という使命を果たすために、数学を創りあげていくことに興味・関心を持ち、意欲的に取り組んでほしい。
④ 自分自身がより向上し、更に上の段階に進むために、毎日の勉強を主体的に受け止め、力をつけることに喜びをもって励んでほしい。




 いいことが書いてありますね。このような文を読んで、奥井は、生徒たちに成功感を味わわせる授業を工夫しようとか、数学を学ぶ価値をわかってもらえる授業を創ろうと決意していたんだと思います。
 あ~、若いっていいですね~。

 ん?でも、若いって本当にいいかって聞かれたら…
 若いって未熟で失敗が多くて恥ずかしいことばっかりだったし、自分に自信が持てなくて苦しいことが多かったから、もう一度やれっていわれたら、やりたいようなゴメンこうむりたいような…微妙な気分です。

 若い諸君、若いってすばらしいことですよ!何にもないように思えるけれど、求めればつかむことができます。求めさえすればね。

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