欠番の急行「大雪」はどこにあるかというと…。
昭和48年(1973年)8月発行の「弘済会の道内時刻表」を見てみます。
前編と同じく旭川駅の出発時間順に網走方面の下り急行「大雪」です。
出発時刻は旭川駅のものです。
繁忙期なので臨時列車なども(括弧内)で示します。
急行「大雪1号」 始発・旭川 行き先・釧路、出発・06:42
(特急「オホーツク」 始発・札幌 行き先・網走、出発・08:50)
(特急「北海」 始発・函館 行き先・網走、出発・11:08、旭川から延長運転)
急行「大雪2号」 始発・札幌 行き先・上川、出発・11:47(これが欠番だった臨時列車)
急行「大雪3号」 始発・札幌 行き先・釧路、出発・12:04
急行「大雪4号」 始発・札幌 行き先・興部・網走、出発・15:02、札幌ー旭川と遠軽ー網走は臨時急行「大雪51号」
(特急「おおとり」 始発・函館 行き先・網走、出発・17:53)
急行「大雪5号」 始発・札幌 行き先・網走、出発・18:58
(臨時急行「大雪52号」 始発・札幌 行き先・斜里、出発・00:02)
急行「大雪6号」 始発・札幌 行き先・網走、出発・01:00
臨時列車も含めて10往復もあります。
今と比べても仕方ありませんが、すごいですねぇ。
欠番だった下り急行「大雪2号」と上り急行「大雪2号」は繁忙期の予定臨だったのです。
区間は札幌ー上川間の客車列車で全席指定、上下とも定期列車に先行して走っています。
また「団体客で満員となることがあります」との注記があります。
鉄道を使って層雲峡へ向う客がいかに多かったかを示すダイヤ設定。
道路が未整備で遠距離の移動は鉄道が中心、
バスは鉄道を受けてのフィーダー輸送の手段だったことがわかります。
今のように札幌から日帰りで層雲峡へ行く、など考えられなかった時代ですね。
この後この臨時急行「大雪」がなくなり急行「大雪」は5往復の時代になります。
『夜行の「大雪」は5号』、となりました。
急行「大雪」はその後特急格上げなどにより縮小していきます。
最後に残った夜行急行「大雪」も平成4年(1992年)に特急「オホーツク」になり、
かつて石北本線を駆け抜けていた急行「大雪」はその役目を終えて消えていきました。
昭和48年(1973年)8月発行の「弘済会の道内時刻表」を見てみます。
前編と同じく旭川駅の出発時間順に網走方面の下り急行「大雪」です。
出発時刻は旭川駅のものです。
繁忙期なので臨時列車なども(括弧内)で示します。
急行「大雪1号」 始発・旭川 行き先・釧路、出発・06:42
(特急「オホーツク」 始発・札幌 行き先・網走、出発・08:50)
(特急「北海」 始発・函館 行き先・網走、出発・11:08、旭川から延長運転)
急行「大雪2号」 始発・札幌 行き先・上川、出発・11:47(これが欠番だった臨時列車)
急行「大雪3号」 始発・札幌 行き先・釧路、出発・12:04
急行「大雪4号」 始発・札幌 行き先・興部・網走、出発・15:02、札幌ー旭川と遠軽ー網走は臨時急行「大雪51号」
(特急「おおとり」 始発・函館 行き先・網走、出発・17:53)
急行「大雪5号」 始発・札幌 行き先・網走、出発・18:58
(臨時急行「大雪52号」 始発・札幌 行き先・斜里、出発・00:02)
急行「大雪6号」 始発・札幌 行き先・網走、出発・01:00
臨時列車も含めて10往復もあります。
今と比べても仕方ありませんが、すごいですねぇ。
欠番だった下り急行「大雪2号」と上り急行「大雪2号」は繁忙期の予定臨だったのです。
区間は札幌ー上川間の客車列車で全席指定、上下とも定期列車に先行して走っています。
また「団体客で満員となることがあります」との注記があります。
鉄道を使って層雲峡へ向う客がいかに多かったかを示すダイヤ設定。
道路が未整備で遠距離の移動は鉄道が中心、
バスは鉄道を受けてのフィーダー輸送の手段だったことがわかります。
今のように札幌から日帰りで層雲峡へ行く、など考えられなかった時代ですね。
この後この臨時急行「大雪」がなくなり急行「大雪」は5往復の時代になります。
『夜行の「大雪」は5号』、となりました。
急行「大雪」はその後特急格上げなどにより縮小していきます。
最後に残った夜行急行「大雪」も平成4年(1992年)に特急「オホーツク」になり、
かつて石北本線を駆け抜けていた急行「大雪」はその役目を終えて消えていきました。