奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

軍艦島、上陸解禁1年で約5万9000人(産業遺産の可能性・下)

2010-04-27 04:14:02 | つらつら思ったこと
昨日からの続き

北海道もその宝庫で、
軍艦島と同じく廃鉱になった炭鉱跡は一部で見学ツアーが行われています。

でもまだまだ脚光を浴びていない産業遺産もたくさんあり、
それを観光や地域おこしに活かさないのはもったいないことですね。

特に北海道は古いものにこだわりがない地域性もあり、
貴重な資料の散逸が激しいので今のうちに何とかしなければいけません。

例えば漁業関係、特に北洋漁業や捕鯨関係の産業遺産は、
それが盛んだったところを訪れてもなかなか目にすることができません。
また農業や林業関係の資料も通り一遍の農具や鋸の展示だけというのがほとんどです。

漁業も農業も林業も、
かつては北海道を支えていた基幹産業だというのに今ではその痕跡を探すのは難しい。

軍艦島のニュースを見るまでもなく産業遺産は観光の起爆剤になります。
またそれはその地域のアイデンティティーでもある。

だからこそ地域の人が主体的に遺産を発掘し、育てていかなければ意味がない。
北海道でも地域主体で産業遺産の掘り起こしをするところが出てきて欲しいものです。

*札幌にあった旧都市銀行の本店の建物は何らかの形で残すべきであった
  あのような建物を簡単に壊してしまうところに北海道の地域性が現れている
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