奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

旧花田家番屋

2018-08-19 05:17:16 | 北海道の博物館



北海道の日本海側はかつて、ニシン漁で大いに栄えました。
今でも各地に番屋や漁場(ぎょば)が残っています。

さてこの番屋の当主・花田家は最盛期には18ケ統ものニシン定置網を経営、
この番屋はそのうち5ケ統の本拠として使われていました。

現存する番屋としては最大級の規模です。
寝泊まりしていたやん衆は150人、その他の雇人を含めて500人が働いていたそうです。

入り口から右側がやん衆の居室、3段になっているねどころ(寝床)や居間、
左側に親方の居室や帳場、女中部屋、客間など。





調度品などは親方と雇人の部屋の差が歴然として、厳しい雇用関係が窺われます。
それを含め建物の豪華さと合理性は私の筆に余りますので、是非現地をご覧ください。

それにしても状態良く保存されています。
また展示品とその解説もわかりやすく、当時の様子がよく理解できるようになっています。

中々見ごたえのある、ニシン番屋です。
規模もやはり他の番屋に比べて大きい。

それが自由に見学できること、小平町に感謝したいと思います。
入場券が券売式で即回収、ということだけはいただけないですが。




*旧花田家番屋

住   所:留萌郡小平町字鬼鹿広富35-2
見学時間:5月~10月8:00~17:00、11月~4月9:00~16:00
入 館 料:大人400円、小中学生150円
休 館 日:月曜日、12月28日~1月15日(6月第3月曜~8月第2月曜は無休)
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