女子プロレスラーの木村花さんがお亡くなりになりました。
プロレス好きの私としては言葉もない、心よりご冥福をお祈りいたします。
巷では木村花さんのSNSに誹謗中傷のコメントがなされていたという。
SNSは匿名性があるので何を言っても平気という雰囲気がありますが、
実際はそんなことはなく賠償命令を受けた例はいくらでもある。
そんなことはお構いなしに今でも誹謗中傷の書き込みは後を絶ちません。
自分の考えとは違うからといって、“匿名”だと勘違いして何を言ってもいいのだろうか。
日本はいつからこんな国になったのかと思わざるを得ませんが、
それは明らかに現政権が今まで創り出してきた空気のせいだろう。
首相は事あるごとに『悪夢のような民主党政権』といい、現政権をバラ色に見せてきました。
またタレント出身のある参議院議員は国会の場で『野党の皆さん、恥を知りなさい!』と言った。
政治は戦いですから相手を攻撃するのは当たり前だ。
しかしこんな口汚い罵倒を、堂々とするとは今まで聞いたことはない。
他者に敬意を持たず“敵”に対し公の場で言葉汚く罵っていいと立法府で言ってのけ、
誰もそれを咎める仲間もいないお友達政権を今まで続けてきた。
敵なら何を言ってもいいのだという雰囲気を醸し出してきたこの政権の責任は大きい。
その“空気”が今の日本を覆っているのだと思います。
戦時中もそうでしたが、日本人はその“空気”に弱い。
“忖度”と言い換えても間違いはありません。
国会で何を言ってもいいなら、当然どこで何を言っても許される。
そういう雰囲気を作った現政権の責任は大きい。
現政権の本人たちはもちろん、そんなことは思ってはいない。
それを想像するだけの知性がないのだから。
※そんな政権を選んできた、私たちの責任だ