奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

夏旅2013、鉄分補給しすぎの48時間 … 旧奥谷旅館(龍飛岬観光案内所)

2013-09-07 05:51:43 | 道外の旅日記
13日





太宰治、棟方志功、高橋竹山が泊まったお宿、奥谷旅館。
木造2階建ての味のある建物です。

営業開始はは明治35年頃、閉館は平成11年。
明治35年の竜飛はそれこそとんでもない本州の行き止まりだったでしょう。

道なき道を歩きやっとたどり着くところ、そんな時代にここに旅館が開業した。
太宰治が「鶏小舎に頭を突っ込んだ」「もはや、風景でなかった」と形容した竜飛。

案内所のパンフから竜飛の昔の写真をピックアップしてみました。





今の竜飛とは全く違う様子がわかりますね。

そんな地の果てで営業を続けてきた旅館です。
その佇まいに魅せられて前回に引き続き今回も見学してきました。

建物は相変わらず昔のまま、いい雰囲気を漂わせています。

中は観光案内所とはいうもののまるで郷土資料館。
奥谷旅館のこと、太宰治や棟方志功、竜飛の昔の写真。
太宰、棟方、高橋それぞれの宿帳もある。

その他一級の資料が揃えられていて、飽きません。

また棟方志功揮毫の看板も展示されています。





この看板は当初海岸に掛けられていたものですが、何者かが持ち去った。
しばらく所在不明でしたが、譲り受けたという人が役場に返却したという逸話を持ちます。

棟方志功の偉大さを物語りますね。
文字にも迫力があるな。

竜飛訪問の際は是非訪れてみてください。

さて、いよいよ江差線
コメント
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