奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

滝上の駅逓所

2013-01-26 05:11:29 | 滝上町
駅逓所とは北海道の開拓時代に旅人のために便宜を図っていた施設です。
そこでは宿を提供し、馬を貸し出したりしていました。

有名なところでは旧島松駅逓所(クラーク博士がBoys,be ambitiousと言ったところ)や、
紋別市の旧上藻別駅逓所などがあり最盛期には全道で200ヶ所以上ありました。

しかし開拓が進むにつれ徐々に役割を終え昭和20年代に制度自体が廃止されています。

滝上町では私が把握しているだけでも6ヵ所の駅逓所があり、
そのうち5ヵ所に碑が建っています。

・上渚滑駅逓所
 雄鎮内、明治44年開設。大正年間に滝上市街地に移転。ここだけ碑があるかどうか未確認。

・サクルー駅逓所
 札久留、明治44年開設。大正年間に上藻興部(西興部村)に移転した。

・北滝上駅逓所
 三区20線、大正2年開設。現・滝西小学校も開設当時はこの付近にあって後現在地に移転した。

・滝上駅逓所
 元町。上渚滑駅逓所が移転して開設。

・奥滝上駅逓所
 滝奥、大正12年開設。

・オシラネップ駅逓所
 オシラネップ24線、昭和9年開設。初代取扱人は朝倉義衛と思われる。元町長で芝ざくらの造成を開始した中の一人。

各駅逓所の詳しいデータなどはそのうち町史などで調べたいと思っています。
またそのうち現地を巡って石碑を確認したい。

それにしても駅逓所の存在が遠くなった今、それを今でも石碑で確かめられるということは貴重です。
フォトラリーでもやってみたらどうだろう?

滝上町は駅逓所に限らず開拓の歴史跡が方々に残っている。
こんなところは炭鉱遺産以外では稀なことではなかろうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする