上越新幹線が開業したのは1982年11月15日。
今月で開業30周年になります。
この年は6月23日に東北新幹線・大宮ー盛岡間が暫定開業。
その後11月15日に上越新幹線・大宮ー新潟間が開業し、
同時に東北新幹線も本格開業しました。
この時は新幹線の上野ー大宮間はまだ開業しておらず、
185系電車を使った「新幹線リレー号」がこの間を結んでいました。
ところで私は、このとき埼玉県の熊谷市に住んでいました。
そこにたまたま新幹線開業という世紀のイベントが行われる。
こりゃ朝から熊谷駅も賑わっているだろう、
一番乗りを狙って前の日から泊まりこみで改札に並んでいる人もいるだろう。
私は当日早朝、何を思ったか熊谷駅へ行ってみることにしたのです。
新幹線開業の馬鹿騒ぎを見に行ってやろうという野次馬根性だけで。
朝4時とか5時とか、そのような時間だったと思います。
熊谷駅に到着すると、とても静か。
「一番乗り狙いで泊まりこむマニア」など、大宮駅ならともかく熊谷駅にはいなかった。
ただ、数人改札辺りをうろつくそれらしき人はいた。
「今並べば一番乗りだなぁ…」
そう思った私は新幹線のきっぷを買って改札口の一番前に立ったのでした。
そしてめでたく上越新幹線・熊谷駅の一番列車に乗って高崎まで行きました。
そのときのきっぷが、これです。
いかにもバカな大学生が考えそうなことだ。
ちなみに開業一番乗りということで新聞社の取材を受け、埼玉地方版に載りました。
恥の上塗りとはこのことですね。