かよさんの雑記帳

お箏の先生・かよさん。4児の母のかよさん。
半径100mの日常+αの雑記帳です。

楓の花

2018-04-06 | お箏
明治の後期に作られた箏曲『楓の花』。

  花の名残りも嵐山 こずえこずえの 浅みどり
  松吹く風にはらはらと 散るは楓の花ならん

 …と、風雅な歌詞の曲なのですが、楓の花って見たことありますか?


そういえば、羽根状の小さな実(タネ)は見たことあるけれど、花は…

お稽古の時に、Aさんとそんな話をしていました。
そしたら、昨日お稽古の時に、
「先生、楓の花咲いてるよ」と、ご自宅の庭にあった楓の枝をひと枝持ってきてくださいました。

おお!これですか!
花というには意外に地味。小さくて、桜の花が散った後のような…

それなら、と私の家の庭の楓も見たら、ありました!



歌詞に「若鮎」とか「ホトトギス」とか出てくるので、5月ぐらいの初夏なのかな、なんていい加減なイメージしか持っていなかったのですが、現物を見て『楓の花』の季節感がぐいっと身近に理解できました。

本当に、今のこの芽吹きの季節なのですね。

いい勉強になりました。Aさん、ありがとうございました。


注:「もみじ」と「楓」は、園芸の世界では葉の大きさや切れ込みを目安に区別するそうですが、実際植物の分類としては同じものだそうです。
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