朝の明延鉱山に着くと、開いてる便所が無かった。
由々しき事態、一刻を争う事態、人の尊厳を左右する事態であるにも係らずだ。
大慌てで山に入り、事なきを得、ヒト仕事終えた男は石友さんに熱く野糞道を語る。
その道の極意とは、 「 臆さず、怯まず、躊躇わず 」 であると。
「はいはい(笑)」 てな感じで一行は栄光脈へ向け出発。
砂防を越え刈谷を歩き出すと、右も左も、上も下も、とにかくズリだらけ。
資料と照合すると下から布袋脈・刈銅脈・栄光脈のズリか。
重たいのを選んじゃ割りつつ、沢沿いに進む。
鉛亜鉛が多い 銅が少ない。
屋根付きの排水管がズリの上の坑道に続いていた。
栄光脈の大切坑かな?
ほなこの先が本命やろねと転石を叩きつつ進む。
途中rさんがエエ方鉛鉱を出さはる。 ピッカピカ!
とことこ進むと荒涼としたズリが広がった。
結構な斜度のズリをキョロキョロ探しながら上がると坑口到着。
ここか、栄光ひ
パノラマな展望。 早春の日差し。 それに誘われた鳥の鳴き声。
タバコも飴ちゃんも旨い。
3人で、何とも気持ちええですね~と暫し惚ける。
脱力。充足。 和了。
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採集品
方鉛鉱
ルーペ
閃亜鉛の優勢なん
ルーペ
鉛亜鉛 ルーペ