2016年3月22日(火)、18時30分より「有楽町電気ビル 監査法人トーマツセミナールーム」にて第3回例会が開催されました。

今回は、日本ラグビー協会の岩渕健輔理事を講師としてお招きし、記憶に新しいワールドカップでのラグビー日本代表の活躍の舞台裏や、ラグビー界がさらに進化を遂げるためにこれから必要な未来への基盤づくりについて、熱く語っていただきました。
岩渕氏は36歳という若さでラグビー日本代表ジェネラル・マネジャーに就任し、陰でエディー・ジャパンを支えた若きリーダーです。
ジェネラル・マネージャーとはチーム強化の方向性とビジョンを示しその方向に導く司令塔であり、カバーする範囲は15人制の男女チーム、7人制の男女チーム、年齢別チーム、サポートチーム等々と多岐にわたります。
1995年6月4日ワールドカップ、日本対ニュージーランド戦は17対145の歴史的敗退でした。
2015年9月19日ワールドカップ、日本対南アフリカ戦は、34対32、の日本勝利、今でも「ブライトンの衝撃」として語り継がれています。
何が変わったのか、何処が変わったのか、何処が変わらなければいけなかったのか。
それを分析することは、2019年開催のワールドカップinジャパンにむけて、ラグビー界がさらに進化を遂げるためにこれから必要な未来への基盤づくりの貴重な糧を得ることになります。
そこには5つの鍵がありました。
1.世界一のスタッフ
2.世界一の強化プログラム
3.世界一のトレーニング
4.世界一の準備
5.世界一のマインド
スタッフはチームが強くなる可能性があるのであれば国籍にかかわらず招聘し、
強化プログラムでは日常にオリンピックを感じるほど強い対戦チームを招いて実践を積むプラン作り、
トレーニングは世界一の練習量と肉体改造と見まがうばかりの筋力アップ。
そして準備は、相手選手の分析にとどまらず、ワールドカップのレフリーを日本に招待して練習試合でホイッスルをふいてもらい臨場感を体現、チーム全員でワールドカップ前に現地視察のためだけに開催国イギリスを訪問、会場を視察しドローンで撮影、ワールドカップ開催中に宿泊するホテル・食事すべて体現するという周到さでした。
マインドは結局は最後まで完全に揃うということはないけれどもミーティング・ミーティングに継ぐミーティングで乗り越えてきたとのこと。
本当にすべてが順風万般に進んできたわけではまったくなく、スタッフで最後まで残ったのは15人中7人だったとのことでした。
それでも、マインドセットと、綿密な計画と周到な準備、世界一のハードワークを実践できたことで、今回の結果につながったと振り返られました。
2019年ワールドカップinジャパン、2020年東京オリンピック、そこまでにやらなければいけないことのイメージは皆にわかりやすく示されているものの
本当に注力していかなければいけないのは2021年以後の50年100年を目指して日本ラグビー界にサステナビリティとプロフィタビリティを備えていくための競技人口の拡大や資金確保の施策を考え実践することであると、
視線・目標意識の高さを感じる締めくくりで、貴重な講義時間があっというまに終了しました。





