大来塾(FORUM'80全期生会)

初代会長大来佐武郎氏の理念を掲げ、1978年末から活動を続ける現「一般社団法人総合研究フォーラム」の全受講生OB会です。

大来塾第1回例会報告

2014-10-23 11:27:26 | 新着情報
  • 第1回の例会では、国立天文台の渡部潤一先生を講師としてお招きし「星空の散歩道」と題して講演をいただきました。

  • 地球と同じように水や酸素が存在する星はあるのか、地球外生命体は存在するのか、彼らは文明をもっているのか等々、最先端の天文学トピックを、天文学者と生物学者の視点の違いを交えて興味深くご説明いただきました。
  • また、それらの疑問は2021年完成予定のTMT(Thirty Meter Telescope)という口径30Mの主鏡をもつ史上最大の光学赤外線望遠鏡によって多くが明らかになるであろう、というわくわくするようなお話もお伺いできました。
  • 渡部先生は福島県会津若松市生まれで、震災復興について天文学者の立場からできることをいろいろと模索されたひとつの活動として、小惑星に「会津」「仲通り」「岩手」等々の震災で被害を受けた地名を登録し、未来の天文学を目指す小中学生に紹介するなどの、心温まるお話もありました。
  • 天文学の世界は何十億年単位のスケールで悠久の時間に想いを馳せており、3ヶ月決算数値や本日この日の失敗に一喜一憂する私たちは、その一瞬を生きているに過ぎないということに、多くの参加者が頷いていました。

今回は、81名の大勢の大来塾会員の皆様にご参加いただきました。参加していただいた皆様、ありがとうございました。

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