沖縄の今 こんなよ♪

沖縄の 海 空 山 川 食 酒 を
沖縄ロケ株式会社よりお届けします

           大橋しょうじ

沖縄本島最高峰 与那覇岳 台風と人の爪痕

2010-11-05 | 深刻な沖縄の自然環境
沖縄本島の最高峰は国頭村にある「与那覇岳」です。

沖縄県の最高峰は石垣島にある「於茂登岳」なんです。



さて

登ってみますか!





といっても、

最初は車道からはいる林道で、

気分の良い散策って感じです♪


すると

獣が土中生物などを探すために掘り起こしたように見える箇所が・・・





リュウキュウイノシシに出くわしちゃったりするのかしら^^

与那覇岳ってハブが多いって言うんですってね。

北風が吹き始めているから大丈夫でしょうけど、

ほんの少しだけ緊張感が増してきますね。





台風14号の爪痕があちこちに見られます。

木々がなぎ倒されているのです。。。

やっぱり林道沿いの木ばっかりが倒れているわけですよ。






岩盤をの上に薄っすらと覆う土壌で育つヤンバルの木々は、

土中深く主根を伸ばすことが出来ず、

浅く浅く根を広げてゆくしかないのです。


木々が密集して生えているところであれば否、

密林を切り開いた際にあるような、

台風が当たるところの木々はひとたまりもないんです。



土壌栄養価の低い亜熱帯密林で、

何年かかってここまで大きくなってきたのだろうと想像させる数多くの木々が、

ひっくり返ったテーブルサンゴのような根を地上にさらし、

窒息を待つだけの、陸地に投げ捨てられた魚のように横たわっているのです。







密集地帯の木でも倒れているものが無いわけじゃないんですが、

既に書いたとおり、

どうしたって林道沿いの『風が強く当たる』場所が倒れやすいんですよ。

こうやって、徐々に徐々に、亜熱帯密林の湿気が失われていくんですね。




大木の洞の中でできた土など、

ヤンバルテナガコガネが生息できる希少な環境も見られましたが、

僕がこの道を歩き、林道の土を踏み固めること自体が、

ヤンバルテナガコガネやその他の希少生物の絶滅を早めていると思うと、

人の存在って自然に相反しているのだと思い知らされますね。



やんばるの山々の自然も本格的に管理してゆかないといけないと感じます。



米軍基地で入れない山々は逆に自然が守られているようですね。

見てみたいような気もするのですが、

誰も入らないで守ってゆくべき森だったりするんでしょうね。

返還云々はまた違う話でね。。。







この罠、けっこうな数を見ました。

マングース調査かなぁ?

ケナガネズミとかの調査なのかなぁ?







アカヒゲ 参上

正式名称はホントウアカヒゲっていうみたいですね。

比地大滝なんかでよく見かけることがありますね。

サシバもバッサバッサ飛んでました。

最近ではめっきり見かけなくなったシオカラトンボも何頭か見ることが出来ました♪




さて、

ここからが登山道ですね。







登山道というだけあって、

かなり生い茂った木々の中を、

台風での倒木を避けながら、

腰をか屈めること数多、

登り下りを繰り返します。




笹の生い茂る頂上は・・・・・



ちょっと前まで脚立が置いてあって、

そこから遠景を楽しんだり出来たようですが、

なんにも観えません・・・・・







498m

沖縄本島最高峰 与那覇岳



コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 極上かめ壺焼酎 森伊蔵 &... | トップ | 恩納の夕陽は素晴らしい♪ »
最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
宇嘉川河口 (matayoshien)
2010-11-05 17:19:30
米軍基地で入れない自然…で思い出したんですが
宇嘉川河口って行った事あります?

http://www.news.janjan.jp/column/0803/0803070182/1.php

一度、行ってみたいんですけどねー。

ウラジロガシがあるようなので、丁度今の季節、ばかでかいドングリが落ちてるはず…。
返信する
宇嘉川河口 (しょうじ)
2010-11-05 17:45:48
無いっす!

あそこって・・・
あら・・・
降り方書いてありますね^^
あははは

近々どんぐり収集に行ってまいります!
何個要りますか^^?
返信する
Unknown (matayoshien)
2010-11-05 18:03:37
近々、行きます?

どんぐり1個でも良いっすよ。
っつーか、どっちかと言うと、海側とか付近の写真が見たいっす。
返信する

コメントを投稿

深刻な沖縄の自然環境」カテゴリの最新記事