歯医者に実習にと忙しく、展覧会にもあまりいけていないが、最近観た展覧会で印象深かったのをピックアップするとー。
「からくり人形師 玉屋庄兵衛の世界展」、日本橋高島屋。
これは文句なしに面白かった。座敷からくりもあるが、山車からくりがすばらしい。
山車はもともと一本の釘も使用しない耐震性にすぐれたものという。
京都の祇園祭の蟷螂のからくりは伝統が途絶えていたのを七代目が実際に蟷螂を観察して復元したとか各地のからくり人形の祭りの様子をビデオで堪能、日本のものづくりの原点はここにありという感じ、日本橋では会期終了全国巡回する模様。
「ルーヴル美術館展」、東京藝大美術館。
Juneさんからチケットをいただいた、込んでいないので音声ガイドでゆっくり鑑賞。
古代ギリシアの叡智を堪能できる展覧会だ。展示冒頭はトゥキュディデス、デモクリトス、アレクサンドロス。
パルテノン神殿の本尊、アテナ・パルテノスに息を呑む。
コピー像は世界に七十点もあるとか。
哲学者ソクラテス、プラトン、アリストテレスの胸像が並べられているのも豪華だ。
アフロディテについても一章さかれていて、通称ミロのヴィーナスと展覧会出品アルルのヴィーナスを3D映像で比較していたりもする、Juneさんに感謝!
大倉集古館「随身庭騎絵巻と男の美術」は企画意図と内容に落差があるし、目黒区美術館の山名文夫と熊田ナントカの往復書簡ははがきの文字が小さすぎて、展示室においてある資料をよく読まないと何が書いてあり誰のどういう作品が出品されているのかわからない、不親切きわまる。
さて今週末から又大きな美術展もいろいろ始まる、ぜひ期待したい。
玉屋のからくりは九月に名古屋、春に京都でも見ましたヨ。
あの杭渡りとか射手とか、すごかったですね。
祇園祭の修復にも従事されているので、言うたら祇園祭の恩人の一人です。
来週末は東京です。三鷹と大倉と色々・・・
目黒、また悩みますわ~
時間があればずっとビデオを観ていたかったですねー。
遊行さんの東京めぐりは「ぐるっとパス」でしょうか。
目黒も花や虫を描いたもう一人の熊田さんの展覧会は面白かったですがはっきり言って時間が余ります。