夜間開館を利用してBunkamura、ザ・ミュージーアムに「モロー展」を観に行く。
僕はモローを良く知らないが、モロー美術館という画家自らの美術館の出品で、この美術館はルオーが初代館長を勤めていたというから驚く。
モローは自らを「歴史画家」と名乗ったそうだが、彼が生きていた当時は「歴史」とは一義的にギリシャローマ時代のものであり、聖書は二義的だという。
というわけで、展示はギリシアローマ神話を扱ったものがずらり。
モローはかなり研究熱心だったようで、絵を描くのに下絵をかなり描いた、その下絵は前期後期に分けて相当数展示される。
「オデュッセウスとセイレンたち」といった哲学者アドルノが紹介した良く知られた神話から、「ヘラクレスとルレネのヒュドラ」といった僕にはなじみのない神話もいろいろ展示される。
本画はまことに大きくスケールと迫力に富む、こういうのは画集でみてもわからない。
テレビと映画館でスクリーンを見比べるようなものだ、実際見ないことには美術の楽しみなど伝わらない。
いろいろ見て「一角獣」とか「サロメ」とかこの画家の本領発揮のコーナー。
一角獣は純潔の象徴だとか、ちなみにこのコーナーには扇に描かれたペルシアの妖精とか、日本のキモノを着た女性とかも展示される。
「サロメ」は聖書の主題だ、洗礼者ヨハネの殉教というテーマである。
なんと言っても注目は「出現」だ、はねられたヨハネの首が光を放って現れる!
モローはあとからこの絵に装飾文様を加えたために幻想的な絵になったと解説にあった。
あとはキリスト教の主題の絵がちょこっと展示されているがお粗末なのは1886「人類の生」が移動が困難との理由で展示されていないことだ。
まあ神話と聖書の世界あれこれ、夏休みに親しむにはいい課題かも。
1300円も取られるが夜間開館なのに意外と混んでいたのは東京新聞がゴッホに引き続き招待券ばらまいたためか。
外に出ると雷が鳴っていたのでスターバックスで休息。
夏の終わりの雷雨は毎年の出来事、自然は一つも変わらず僕たちを迎えてくれる。
僕はモローを良く知らないが、モロー美術館という画家自らの美術館の出品で、この美術館はルオーが初代館長を勤めていたというから驚く。
モローは自らを「歴史画家」と名乗ったそうだが、彼が生きていた当時は「歴史」とは一義的にギリシャローマ時代のものであり、聖書は二義的だという。
というわけで、展示はギリシアローマ神話を扱ったものがずらり。
モローはかなり研究熱心だったようで、絵を描くのに下絵をかなり描いた、その下絵は前期後期に分けて相当数展示される。
「オデュッセウスとセイレンたち」といった哲学者アドルノが紹介した良く知られた神話から、「ヘラクレスとルレネのヒュドラ」といった僕にはなじみのない神話もいろいろ展示される。
本画はまことに大きくスケールと迫力に富む、こういうのは画集でみてもわからない。
テレビと映画館でスクリーンを見比べるようなものだ、実際見ないことには美術の楽しみなど伝わらない。
いろいろ見て「一角獣」とか「サロメ」とかこの画家の本領発揮のコーナー。
一角獣は純潔の象徴だとか、ちなみにこのコーナーには扇に描かれたペルシアの妖精とか、日本のキモノを着た女性とかも展示される。
「サロメ」は聖書の主題だ、洗礼者ヨハネの殉教というテーマである。
なんと言っても注目は「出現」だ、はねられたヨハネの首が光を放って現れる!
モローはあとからこの絵に装飾文様を加えたために幻想的な絵になったと解説にあった。
あとはキリスト教の主題の絵がちょこっと展示されているがお粗末なのは1886「人類の生」が移動が困難との理由で展示されていないことだ。
まあ神話と聖書の世界あれこれ、夏休みに親しむにはいい課題かも。
1300円も取られるが夜間開館なのに意外と混んでいたのは東京新聞がゴッホに引き続き招待券ばらまいたためか。
外に出ると雷が鳴っていたのでスターバックスで休息。
夏の終わりの雷雨は毎年の出来事、自然は一つも変わらず僕たちを迎えてくれる。
モロー展へ行かれたのですね。
モロー美術館の初代館長をルオーが勤めたのは
モローとルオーは非常に密接な師弟関係だったからだそうです。
以前画集でルオーの初期の作品を見たことがあるのですが、
モローの作品に非常によく似ていました。
95年に開催されたモロー展でも、数多くのデッサンや下絵が展示されていました。
そのようなものを見ると、完成作だけではわからない
画家の息遣いを感じることができます。
神戸では「人類の生」が展示されていたのに、東京では展示されていないのですね。
移動困難とのことですが、フランスから日本へ持ってくることを考えれば、神戸から東京へ移動することはそれほど困難ではないのではないかと思います。
ああ、神戸は もう終わってしまったのですね。
行きたいなぁ・・と思ってるうちに 展覧会は終わってしまいます。
モローのあの キラキラした感じは どんな色で作るのだろうって
近づいて観てみたかったな。
兵庫の美術館はあの安藤忠雄さんの設計ですから、さぞ素敵な環境で楽しめたでしょうね。
東京はダメです、大幅な展示変えがあってもう一度いかねばなりません。
こういう展覧会見ると関西の方が羨ましいです。
東京新聞主催なのに、愛知県は来ないのね。(ーー;)
この展覧会面白いんですよ、兵庫は産経新聞主催で東京は東京新聞主催。
で、なぜかあとは島根で開催するだけ、愛知にいかないのもったいないですよね。
展示内容の件ですが、
神戸では「死せる詩人を運ぶケンタウロス」は展示されていませんでした。
興味ある作品の一つなので、とても残念です。
東京と神戸では展示内容がやはり異なるようです。
「死せる詩人ー」というのは展示替え表を見てもないですね、カタログには載っているのかな、あとで調べてみましょう。
けど兵庫のほうがたくさん作品観ることができたようですね
頂戴したチケットでモロー展を観てきました(^^)v。やはりお目当ての「一角獣」は何度観ても素敵です~☆
モロー美術館では作品がありすぎて、眼が寄ってしまいそうでしたが、今回は企画厳選されて、すっきりとわかりやすい展示でした。特に解説が神話などのストーリーをも丁寧に説明していたのが良かったです。
それに、作品ができるまでの素描・習作も一緒に並べたことで、モローが丹念な準備を重ねていたことを見ることができました。
空いていたし、ゆっくり見られたし、本当に楽しめた展覧会で、okiさんに感謝でございます!
Juneさんは実際のモロー美術館に行かれたんですか、ホントにすごい行動力。
Juneさんの掲示板でラ・トゥールの本を買ったとあって、ちょうど今日ラ・トゥールに会えたので、これも何かの縁かなと思ったしだいです。