だらだら日記goo編

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で、エリートとは何か

2013-04-14 22:49:37 | インポート
で、高校の入学式で、君たちはエリートだ、などという校長の発言を聞いた新米教官は、えらいところに来てしまった、と驚くわけだが、では、エリートとは何か?という疑問にすぐぶつかる事になる。
まず、傘事件が起こった。
雨が降ってきたのに、濡れている女子生徒に近所の方が傘を貸したのだが、その女子生徒は、それっきり、傘を返さないということだ。
教官が謝りに行ったら、上品そうなお嬢さんに見えましたけどねえ、と至極残念がっていたという。
次にカメラ事件が起きた。
教育実習生が、美術か工芸かの時間に、生徒を撮影しようと、友人から高価なカメラを借りたのだが、何処かに置いているうちになくなった。
まさか生徒が盗むとは思わず、借りたものだから、必死に捜した。でも見つからない。で、教官や他の実習生もみんなで捜したがやはり見つからない。
校内集会で、そのことを話して、いかにその実習生が憔悴しているかを話すと、やっとゴミ箱から、そのカメラが出てきた。
皆でそのゴミ箱も捜したので、良心の呵責に耐えかねた盗人生徒がそこに置いたということだ。
こういうことが重なって、新米教官は、エリートとは何か?と改めて問い直し、やはり学芸大学附属と言っても、人の子だという結論に達するのだ。
そもそも学芸大学附属は、内部進学と外部からの生徒がいる。
学芸大学附属世田谷や竹林中学校からの進学生が内部進学で、一般中学校からの進学が外部進学だ。
内部進学も試験を受けなければならないが、当然外部進学よりは優しく入れる。
外部進学は、試験で200名に絞り、そこからまた面接で100名までにする。
だいたい悪さをするのは、内部進学生だ。
附属中学校は、実験校だから、いろいろな生徒を許容するのだ。
僕も附属世田谷だが、附属世田谷はお坊ちゃんが多く、竹早や小金井のアクの強い生徒たちには参った覚えがある。
まあそんな学校で、改めてエリートとは何ですか?