だらだら日記goo編

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ゴールデンウィーク後半の美術展

2008-05-06 23:05:36 | アート・文化

さて、ゴールデンウィークも終わりだ。

基本的に一日一美術館主義の僕はこの後半の連休で都合三つ回った、今日は疲れてダウンしていた。

まとめて記したい。

まずはうらわ美術館「誌上のユートピア」、これはガラガラでお薦めだ。

この美術館は展示室A,B,C,Dとあり、最後の展示室は普通所蔵品ギャラリーとなるのだが、今回はこの展覧会のために使うというきあいの入れようだ。

ヨーロッパの世紀末美術雑誌と、その影響を受けた日本の美術雑誌の展覧会だが、最初からビアズリーの「サロメ」と魅せるし、京都画壇の浅井忠と神坂雪佳が出ているのには驚いた。

日本橋高島屋で回顧展があった神坂は例の「百百世草」まできちんと出ている。

そして岡倉天心らが威信をかけた「國華」にも触れているなど見どころ満載。

続いては日本橋三越「中村征夫写真展ー命めぐる海」

中村さんが毎日ギャラリートークとサイン会を催されるという念の入れようだ!

直径わずか34メートルしかないミクロネシアの「ジープ島」、中村さんのライフワークともいえる「東京湾」、世界中のダイバーたちの聖地ともいえる「紅海」、これらをメインにあとは沖縄とかいろいろな海の光景を写真とビデオにより展覧、ゆっくりと心がさわやかになる展覧会。

ブリヂストン美術館は「岡鹿之助」、何かさらりと観てしまう展覧会だ。

「掘割」「燈台」「発電所」などテーマごとに展示されているが、そのため画家の年代的な変遷とは関係のない展示となっており、これが最適な方法か疑問が残る。

アンリ・ルソーを想起するが確かにこの画家は著作に「ルソー」がある。

カタログを読んで知ったことだが水平線と垂直線がこの画家にとってとても重要なようだ。

しかし会場の絵には解説は一切なくここにも疑問が残る。

本来なら今日は世田谷美術館「横尾忠則」に出かけるはずが、冒頭に記したように疲れて寝ていた。

まあ先は長い、こんな感じの四連休。