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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

1998年のニュージーランド研究旅行 その30 オーバーランダー号

2018年06月19日 | 昔の旅行
1998年のニュージーランド研究旅行 その30 オーバーランダー号
Research Visit to New Zealand, 1998. Part 30  The Overlander

 2月23日、オーバーランダー号に乗車する。ウェリントン駅の専用のホームにオーバーランダーの車両が入線している。

30-1 ウェリントン駅のオーバーランダー号最後尾 1998.2.23.
The Overlander at the Wellington Station

 1993年の時刻表を見ると、8本の優等列車が示されている。その先頭にリストアップされているのがThe Overlander である。夜行列車のThe Northener と同じ径路(Wellington to Auckland)をたどる列車であったが、現在は夜行がなくなり、The Northern Explorer という名前に変更されている。他の6列車は次の通り。The Kaimai Express(Auckland to Tauranga)、The Geyserland(Auckland to Rotorua)、The Bay Expressd(Wellington to Napier)、The Coastal Pacific(Christchurch to Picton)、The Tranz Alpine(Christchurch to Greymouth)、The Southerner(Christchurch to Invercargill)。これらもその後の旅客運送廃止や、減便が多い。私が乗ったのは、この日のThe Northerner、The Coastal Pacific、The Tranz Alpine、The Southernerであるが、The Southernerだけは全部でなくChristchurchからDunedinまで。
 ウェリントンを840に出発したThe Overlander 号は、最初に北に向ってトンネルで山を越え、タスマン海側に出る。その頃から次第に雨模様になって、景色が見づらくなる。10時過ぎにPalmerston North に停車。昨日ここにいたのだから、こちらにホテルをとれば良かった。午後もずっと雨だったから、車窓からの写真もほとんど無い。



30-2〜30-4 オーバーランダーからの車窓風景 1998.2.23.
Views from the Overlander

 夕方1830に薄暗いオークランド駅に到着したが、薄暗いのは時刻のせいだけではなく、この日にあった大規模な停電のためだった。「1998年のpower cut」として今でも記録が見られる。私は「power cut」という言葉を初めてここで知った。そのせいで、駅のインフォーメーションも開いていなかった。まずは町に行かないとと考え、タクシーに乗って、「Central Cityまで」と告げたが、マオリの方らしい女性運転手(の英語)がたよりない。当方も英語がたよりないが、「City Central」というホテルに連れて行かれてしまった。「違う。安いホテルに」と言ったら、今度はユースホステルにと、要領を得ない。ユースで降車して、そこの係員に近くのホテル(名前の記録がない。現在のマップで探したが既に無くなっているようだ。)を紹介してもらって、やっと部屋を得ることができた。ところが、部屋に蚊が複数いる。フロントに行って身振りで殺虫剤を借りて噴射。なんとか一夜を過ごした。
30 Key words Wellington Overlander Northerner Auckland Kaimai-Express Tauranga Geyserland Rotorua Bay-Express Napier Coastal-Pacific Christchurch Picton Tranz-Alpine Greymouth Southerner Invercargill Tasman-Sea Palmerston-North Power-cut Maori Mosquito ウェリントン オーバーランダー ノーザナー オークランド カイマイ急行 タウランガ ゲイサーランド ロトルア ベイ急行 ナピエール コースタルパシフィック クライストチャーチ ピクトン トランツアルパイン グレイマウス サザナー インバーカーギル 鉄道 タスマン海 パーマストンノース 停電 マオリ 蚊

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