OK元学芸員のこだわりデータファイル

最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

2022池袋ショーで入手した化石 上

2022年12月25日 | 化石

 今回も幾つかの化石を購入したが、安いものばかりだし、興味深いものはない。交通費との比率を考えるともったいないのだが、購入のために行くのではなく、皆さんとお会いするために行くのだと考えている。
 三種類の化石を紹介する。今回はののうちの二種類だが、はっきり言って面白くない。
1 四射サンゴ類
 属も産地もメモしていない。シルル紀、アメリカのものと言われただけ。
  
17 四射サンゴ類 Silurian アメリカ

 これは、これから研磨の練習用。二個の標本で、どちらも不完全。たくさんの中からツノ型をしていて、内部のセプタがはっきりしているのを選んだつもり。写真の上で放射状の線が見られるが、ここを磨くつもり。ただ、右側の標本は本来の上端のようだから、左だけを磨いてみようかな。学生時代や在職中ならターンテーブルがいつでも使えたから簡単な作業だが、家でやろうとすると結構手こずるだろう。

2 アプティクス
 ジュラ紀アンモナイトの顎器。

18 アプティクス Jurassic ドイツ

 ゾルンホーフェンの石灰岩に入っている。両側の二枚が重なっているが、片方が裏面を見せているのが気に入って購入。ただし、表側が見えているこちらの片が真ん中で割れているから、いいものではない。両方が揃っていて、割れていない標本もあったが、それはいつでも手に入る。合わせ目の内側を見ることができるのがいいところ。と考えたが、その部分の保存がそんなに良いわけでもない。ラベルに書いてある産地はMühlheim, Germanyとなっている。Solenhofenの石版石の分布地から北西に少し離れているがいいのだろうか? でも石はplattenkalkのように見える。
 いいものを買っていないなあ。

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