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最近の旅行記録とともに、以前訪れた場所の写真などを紹介し、見つけた面白いもの・鉄道・化石などについて記します。

1970年の北海道旅行 その7 釧路湿原

2018年10月19日 | 昔の旅行
1970年の北海道旅行 その7 釧路湿原
Trip to Hokkaido in 1970. Part 7. Kushiro Wetland

Abstract: The Kushiro Wetland is one of the largest wetland in Japan. It is very flat alluvial surface with meandering Kushiro River with riverside trees. The eastern sided is called as Konsen Wilderness, with low hils.

 6月22日釧路を918に出るディーゼル急行「大雪3号」で1026弟子屈へ。「大雪」は、かつて石北本線の主な急行の名称だった。旭川方面から網走までの列車が多かったが、一時は釧網本線経由釧路で折り返すものがあった。
 前年の北海道旅行では、根室から尾岱沼に行き、標津線で標茶まで来て釧網本線に乗り換えたから、釧路湿原の横を走る部分の釧網本線を通らなかった。列車の左側は沖積地が広がる釧路湿原、右側は丘陵がどこまでも続く根釧原野で、北海道ならではの景色が続く。車内からは原野はあまり見えないから左側の窓際に座るのがよい。



7-1/7-2 釧網本線から見た釧路湿原 1970.6.22
Kushiro Wetland from a train of Semmo Line

 しかし車内から湿原を見ても、その広さはあまり実感できない。できれば東側にある丘陵の上から見渡せば湿原とその中を蛇行する釧路川の雄大さがわかる。この時にはその余裕がなかったが、1972年に塘路の近くのサルボ展望台(当時からこの名だったのだろうか?この名に記憶がないが。)に登って蒸気機関車の牽く列車を撮影したが、その時の写真がこれ。

7-3 釧網本線塘路駅近くの展望台から見た釧路湿原 1972.9.7
Kushiro Wetland from a view point of Toro

また、丘陵である根釧原野は車内からほとんど見えないが、摩周湖の展望台からの広大な景色は一見の価値がある。皆さん摩周湖側しか見ていないが。

7-4 根釧原野 摩周湖展望台付近から 1970.6.22
Konsen Wilderness from Mashu

 弟子屈駅はその後改称し現在は摩周駅。駅前から、1050発の阿寒バスに1時間弱乗車し、1145摩周第三展望台へ。