秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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「青天の霹靂」は特Aランクだというが…

2016-02-25 04:24:42 | 日記
 2015年10月に青森県産のコメの新品種「青天の霹靂」が発売された。地元での発売の数日後、県外でも発売が開始された。

 「青天の霹靂」には日本穀物検定協会によるコメの食味ランキングで最高位である「特A」という評価がなされた。このことからするとブランド米として、うまく宣伝をしていけば、全国で通用するブランド米となる可能性が高い。

 「青天の霹靂」の青森県での評価は良好である。県内各地に販売され、幅広く浸透している。県外でも発売がなされ、まずまずの滑り出しといえるだろう。ただ「青天の霹靂」は他のコメよりも価格が割高であるため、価格重視で選択されると不利であることは否めない。

 コメの名称の問題であるが、「青天の霹靂」の「霹靂」は非常に難しい漢字表記であり、ひらがなあるいはカタカナ表記でもよいものとみられるが、あえて漢字にした理由はあるのだろうか。

 「特A」米は最近5年間で2倍に増加しているという。「特A」米だからといって、必ず売れるわけではなく、競合するコメは多いので、これからが正念場である。

 TPP(環太平洋連携協定)が発効されると今まで以上に輸入米が増加し、自由貿易により、競争が激しくなることが予想される。外国から一定の無関税枠での輸入されることとなるので、厳しさは増すことは確実である。

 「青天の霹靂」の地元青森県での評判は上々である。2年目以降もこの評判、評価が続けば、地消地産を進めつつ、全国に浸透を図れば、売れるコメとなり、ひいてはコメ生産者の士気を高めることにつながる。コシヒカリやあきたこまちに比べるとどうしても青森県のコメは評価が低く、競争性が高いとはいえない。「青天の霹靂」がこれを打破できるかどうか。

 国内のコメ消費量は減少傾向であり、新たな活路を見い出すにには輸出することも1つの選択である。「青天の霹靂」を輸出することを真剣に検討してみてはどうだろうか。

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