冬の作業に剪定と寒肥があります。剪定は地上部の作業で、寒肥は地下の作業になります。実を沢山収穫出来た木にはお礼肥を既に施肥されていますが、寒肥は来春からの成長に使われる肥料で一番寒い時期に施肥します。使う肥料は時間を掛けてゆっくり分解して春頃に効き目が出て来る様な有機肥料を使用します。手に入り易い肥料としては油粕が一般的です。施肥の仕方は、幹の周りに穴を掘って肥料を入れる壺肥や幹の周りを一周溝を掘って肥料を入れる輪肥などの方法があります。木の前に行ってどの辺に穴や溝を掘るかが問題ですが、ついつい幹回りを掘ってしまいそうで、実際にはその辺りは太い大きな根しか無く、肥料分を吸収する細い若い根は、葉が茂る外側の下辺りにあります。その為、木の全体を眺めて少し外側に施肥すると効果的です。今回は溝を掘って輪肥で施肥したのでイノシシが掘ったような景色に成りました。
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