ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

「フワ」 入荷!!

2008-10-21 00:26:36 | ホルモン・肉
また不思議なものが入ってきた。
ホルモン屋「をかしら屋」をやって二年。
まだまだ未知の部位や食べ方がある。

「フワ」という名前は知っていた。
入荷したのは牛の肺である。

「をかしら屋」の表メニューには無いが、大事な常連になってくれてているワタシの友人のために、冷凍庫の「珍味」と書いた箱にしまっているのが「豚の肺」である。
内臓一頭セットの中に、ごくまれに気管支の先にほんのちょっぴり片割れがついてくる。
少しくすんだピンク色のそれを何かなと思って食べてみると、不思議な食感がした。
そして、誰彼だす訳にはいかなっから、気心の知れた常連さんの何人かにお出しし、喜んでくれたのがその友人だった。
先週も会社仲間ときたとき、彼だけが「いつたべてもおいしいなあ」と書の食感を楽しんでくれた。

そして、いつもの豚ではなく、牛の「肺」である。
見た目は、ビッグな豚の「それ」という感じで、色も肌艶も良く食欲をかきたてられた。

さあ、誰が一番に試してくれるのかなと待ち焦がれていたら、先週も「ネクタイ」(牛の食道)一番乗りの常連さんがやってきた。

早速お出しし、ワタシも横にちょこんと座って試食会の始まり始まり。

箸でさわっても、ふわふわながらしっかり持ちこたえれる不思議な触り具合。
俎板で切ったときもそうだったが、ふわふわながら型崩れしない、絶妙のバランスである。

最初だからこわごわ丁寧に焼く。



初めて食べる興味と、げてもの喰いのためらいに、おそるおそる箸を進める。

「う~ん、いけるね!!」
顔を見合わした常連さんと、タイミングよく一緒に出た言葉はこれ。

舌に落とし、歯で噛む。
箸で触ったと同じ、不思議な食感。
柔らかいという日本語ではないのだが、すかすかでもない。ぐにゅぐにゅでもない。
噛めるくらいの抵抗感は持っている。
噛み切っても、その食感は保たれている。

やはり微妙な食感なので、これが好ましいのだ。

味自体は無いが、この食感がある意味で「味」である。
ある意味では、初めて体験する食感なのであり、しかし口に合うのである。

三切ずつ試食皿に乗ったそれを食べたあと、常連さんは「わたしはすきだなあ。これもう一丁」と正式なオーダーをくれました。

さて、この「フワ」。
そして業者に探してやっと手に入った「ネクタイ」(牛の食道)。

今週から、「をかしら屋」のスポットメニューに初登場。
ただし、「フワ」は今回は大通店のみ。

皆さん、ぜひお試しに来てください。

では、また。
んだばね~。

紅葉 そして 「全国朝市サミット」ぶじ終了、ああ、それから「山海漬」出演

2008-10-20 13:18:48 | 第1紀 をかしら屋
「全国朝市サミット」も19日:日曜日が最終日。
岩手公園会場に出店した、「をかしら屋」も有終の美を(なんのこっちゃ)飾ろうと張り切っていきました。
おかげさまで、お客様で賑わい、急遽、店でホルモンを洗って持ち込むなど、盛況に終わりました。

前夜(18日:土曜日)、めんこいテレビ「山海漬」に出演したこともあり、お客様からだいぶ冷やかされながら接客しました。
ご覧になられていない方もいらっしゃると思いますので、内容を。
番組のテーマは「丼」。
大盛り丼という事で、番組のディレクターが良く来店されておる松園店でご家族と召し上がった「ホルキャベ丼」を取り上げたということです。

まあ、当店としてはそう「大盛り」でもないと思っていたんですが、考えてみればライスも丼も「をかしら屋」の「並」は、一般の「大盛り」にちかいものがあるのかなと、こんなときに気づくのですね。

それにしてもブラウン管(液晶とかプラズマの人の方が多いかな?)に映る、ワタシのポンポコも「大盛り」なのですが、実際より大きく見えるのかなとはなしていると、「実物よりは小さく見えました」という冷やかな反応が返って来る。
「フン、なんじゃい」と気を悪くするが、どんなもんかなと心の中で迷っていたりもするわけです。

「空高く、○○肥える秋」ですね。

秋といえば紅葉。
岩手公園の木々も紅葉の始まり。



これは何の木か、毎日園児たちの散歩コースの休憩場所になっています。

さて、「をかしら屋」の催事は今年これが最後。
あとは予定が入っていません。
従業員たちは一安心。
ワタシは、どっかからか声がかからないかなとスケベごころを隠しているんですが・・・。


じゃあ、また。
んでば、まだあそびさきてけろ。

「全国朝市サミット」二日目(10月18日:土曜日)

2008-10-19 07:38:15 | 第1紀 をかしら屋
盛岡で行われている「全国朝市サミット」も二日目を迎えた。

天候は穏やかで、日中は汗をかくほど。

一日目は静かな、あまりに静かな催事であったが、二日目の土曜は前日に視察巡回した盛岡市長がおっしゃった通り、「本番は明日からですよ」???という結果になった。

昼前から当「をかしら屋」のブースも賑わい、「鉄板焼きホルモン」には久々に行列や待ちがでるほどだった。

意外に売れたのが、「ベアレン樽生ビール」。
まあ、準備のときから「気合い」と称して、スタッフ一同、なめてみたりするのもあるのだけれど、二樽目はものの30分ほどで完売した。

さて、今日も優れて喜ばしかったのは、沖縄から来た「ミスうるま」二名のステージだ。
三線を弾きながら、やさしく穏やかに唄う様は、何とも言えない物がある。
今日は手踊りもあり、盛岡の方々も見よう見まねで踊っていた。
「ミスさんさ」のお二人も踊って、これはこれで綺麗だったが、「ミスうるま」のほんわかほんのりも全くひけをとらなかった。

うん、良かった良かった。
暖かかった。ほのぼのだった。

そして顔見知りの常連さんからの頂き物も、ありがたく、心があたたかくなった。

そうそう、前夜、1時まで大宴会の女性グループが帰ったあと、片づけ、松園の事務所へタクシーで行き、相方と食事しながらその日の伝票整理、不足のPOPづくりと寝たのが3時、起きたのが6時、また店について7時と催事恒例の睡眠不足。

朝飯を喰う時間ももったいなく、この日は会場で「東屋」さんの蕎麦をいただくことに。
相方はきのこそば。
ワタシはもちろん狙っていた「わんこそば」。
トライアルコースの「15杯500円」を注文。
なんのわけなく平らげ、やはり「無制限1500円」(格安ですね!!)が良かったなあと反省。
本日来場される方は、ぜひお試しください。
地元の人って、案外、「わんこそば」を食べる機会が少ないから、昔を思い出してトライするのも面白いと思います。

今日も快晴。
予想以上に中身ぎっしりの「全国朝市サミット」岩手公園会場へ、いらっしゃいませ~~~。

(本日も、なんとまあ午後3時までで終了なそうですから、お早めにお越しください)

「全国朝市サミット」一日目 17日(金)

2008-10-18 00:54:07 | 第1紀 をかしら屋
事前報告したように、17日(金)から盛岡で行われる「全国朝市サミット」の岩手公園会場に出店した。

この催しの会場は複数に分かれ、岩手公園は主会場ではなく、他の催事が土曜日から始まるのに先駆けて金曜日から行われたこともあり、平日開催だったこともあって、静かな一日目だった。

さて、この岩手公園会場は正式には「盛岡城跡公園会場 石垣おもてなし市」という。
その中の、「盛岡ホルモン街道」に出店しているわけで、当「をかしら屋」の両隣は、たぶんこの玉山がメインの企画であろう「盛岡商工会議所玉山支所」、そしてかの有名な「銀河離宮」である。

この出店のきっかけは、盛岡タイムスで見たこの企画の記事の趣旨を盛岡市に聞きに行ったことから始まる。
ワタシは盛岡市内に出店して二年目のほやほや新人であるから、「盛岡」と「ホルモン街道」のつながりがわからなかったので、会期も近づいた先月、ここはと、いつものように直接、主催者に尋ねに行ったわけである。

で、お答えは最近、盛岡市と合併した玉山区(以前は玉山村)のホルモンブームをテーマにしているということであった。
まあ、なんやかんやでブースの空きがあるから、できれば出なさいという事で、はいよと出店することに至ったわけである。
なにが幸いか、災いかわからんが、やはり知らぬ事は直接飛び込んで聞けという、恐さ知らずの性格が新しい展開を産んだわけである。

さて、「をかしら屋」はホルモン屋であるから出品アイテムには事欠かない。
いつものように、「鉄板焼きホルモン」「モツ煮」「モツ焼き」「ホルモン焼きそば」などを持っていきました。



まあ、やはりお客様の目はお隣の玉山のブースに行くわけで、ワタシの知り合いの商工会議所の方が頑張っていたりして賑わっていました。

うちも、銀河離宮さんも、「ぼちぼちでんな~」。

会場内も金曜日とあり行列などはなかったようです。
けっこうたくさんのお店が出ていますが、ワタシの目を引いたのは「東家」さん。
なんと「わんこそば」を食べれる。
無制限が1575円と格安。
さらに、15杯限定のお試しプランが、1050円の定価(これでも充分安い)の半額。そう、いきなり一日目から半額の525円。
ああ、喰いたかった。



昨日、カワトク地下の支店で食べた「白龍」も出店。
あ~あ、一日我慢すれば、青空の舌で「じゃじゃ麺」が食べれたのに!!

「沖縄うるま市」も良かった。
「三線」をバックに唄う、「涙そうそう」が良かった。



いや、まったく本土の方が唄う唄い方と違うのである。
なんて知らぬ事を知ったかぶりしてはいけないんですが、いや全く今まで聞いたこの歌と違う優しさ、ふんわり漂う南国の香りが二人の女性歌手から流れたのです。
ひさびさ、唄を聴いて感激したりしました。ほんとに!!

終了が午後3時と早く、お客様も面食らっていましたが、これも何かの理由があっての事と思います。
土曜・日曜も朝10時から午後3時までやっていますので、ぜひお立ち寄りください。

そうそう、最近「をかしら屋」で人気の「コプチャンカレーチゲ」も出していますよ!!

じゃあ、また。
んんでばね。

PS:と書いている時間が、0時52分。女性五人組の常連さんが1時までいるというならおつきあいしましょう。いつもなら、もっと遅くまでいいのだが、後始末して帰って、明朝7時(6時間後だな)には店に戻らないと行けない。まあ、こういう稼業もいいさと思う、今日この頃でした。それにしても、うちのスタッフも文句言わず頑張るわい。感謝。

7時だよ 全員集合!!

2008-10-17 07:40:33 | 第1紀 をかしら屋
昨夜の最後の客が帰ったのが12時ちょっと前。
少し早めに暖簾を閉めて、片づけして帰宅。

朝、6時過ぎに出て、一旦、店に荷物を置き、駐車場から戻ると既に従業員は作業に取りかかっていた。

早朝7時、全員集合!!

今日から三日間、「全国朝市サミット」の岩手公園会場に出店だ。
催事の朝は早い。
皆に無理を強いるが、まあこういうもんだ。

あんなこんなして、試行錯誤し、挑戦し、負けても屈伏しない、へこたれない。
勝てば、ハードルを上げ、次の目標を定める。
さあいくぞと、眠い目をこすり、自らに気合を入れる。

皆さん、市内にお出かけの際はぜひお立ち寄りください。
ただし官製催事ですので、時間は10時から午後3時(!?)ですよ。
プログラムを見ると意外に面白そう。
昨日、会場の下見をしましたが、なかなか広く、出店される方々も気合いが入っていましたね。

さあ、どうなることやら。
幸い天気は良さそうですし、モツ煮もうまく炊けています。

んじゃ、まだだ。
おめえも、あそびさこじゃ。
ふんでば。

カワトク地下一階「食生活館」は誘惑が多い

2008-10-17 01:09:05 | 第1紀 食べる・飲む
「をかしら屋盛岡大通店」から交差点を三つ、くねくねと曲がった「岩女(がんじょ)」(岩手女子高)の一方通行の先に、従業員の駐車場がある。

明日からの「全国朝市サミット」の出店の準備で岩手公園に行ったあと、いつものワタシの駐車場ではなく、この従業員駐車場に車を止めた。

本題からそれるが、ワタシの愛車「レガシー」がそろそろ引退の時期を迎えようとしている。
ちょいとマフラーもがたが来て、「ボロボロ」と音が漏れるものだから、いつものアパートに隣接する駐車場では、深夜の帰宅の際にうるさかろうとこちらの駐車場に今日は止めることにしたのだ。
たぶん、16年、22万キロ付き添った愛車との分かれも近いことだろう。
次の車はもう手配しているが、できればもう少し長くおつきあいしたかった・・。

と話はそれたが、そういうわけで駐車場から店に帰るまで、いつもより少し長い散歩道となる。

午後、一仕事終えた四時少し前。
ここで考えるのは、やはり飯のことである。

岩女の道をまっすぐ行くと、ごぶさたの蕎麦屋「やまや」にするか、カワトク地下の「白龍(パイロン)」にするかずいぶん迷ったが、じゃじゃ麺の大盛りがどうしてもワタシをお呼びだった。

四時過ぎであるから、いつも混雑している「白龍」のカウンターも三人ほどが座っているだけだった。
「白龍」は桜山神社前の本店・支店があるが、本質的におのぼりさんのワタシには、カワチク地下の方が肩肘張らず好ましい。
あの行列の混雑の中、相席して常連っぽい連中のいる中で注文するのもイヤであるから。

できた当時は「本店と比べて」どうのこうのの話題が多かったが、ワタシから見れば遜色ない。
当然、岩手県人らしくぶっきらぼうに見えてしまう本店よりは、こちらの方がサービスというか受け答えがいいようにも思える。
店員もながいかたが多く、ここらへんは飲食店として安心要素である。

さて、カウンターに三人、それもみなできるのを待っている様子。
となれば、チャンスである。

じゃじゃ麺は茹で時間が長く、タイミングが悪いと一から茹で始めるため時間がかかる。
正確な受注生産ではないから、うまくいくとちょうどあまりの分にタイミングがあい、すぐ食べられる。

「大とチータン」と座りかけながら注文し、よしよしと様子を見ていると、すぐ茹で上がりの麺がしゃっしゃっと湯を切られ、皿に盛られていく。
むむむと期待が膨らむが・・・、残念ながらあまり見かけない(といっても、しょっちゅう来ているわけではないのだが)背の高い若い方の方は正確にご注文の三人分を茹でたらしく、横にお座りになっている方でおしまい。
正確には、「中」一人分くらい残ったみたいだが、ワタシの注文は「大」。

よくあるんだ。
この最後の一人分が「中」だと、「ごめん、先に中の注文の方にお出ししますから。大の方は少し待ってね」なんておばちゃんに言われることが。
皆さん、この「少し」の時間が約12分ほどだとわかっているので、おばちゃんには笑顔で「わかりましたよ。急いでいませんから。はい。」なんて無理しながら、心の中で「チェッ、はずれだ」としょげているわけです。

して、今日もまた約12分ほど待つ羽目になったわけです。
カウンターですから視線を持って行く先もなく、目を閉じて、頭の中の画像から「じゃじゃ麺」を外して、何か楽しいことを考えようとするのですが、なかなかそうはいかない。
「じゃじゃ麺」うらめしや。

なんて意地汚く待っていると、やっとできましたよ~ん。
カウンターからあつあつのじゃじゃ麺の皿を受け取り、さあ喰うぞ。

このじゃじゃ麺。食べる流儀は人それぞれであります。
で、ワタシの食べ方を・・。

先ず、味噌を四分の一ほど、手前のこれも四分の一ほどの麺とからめ、素の味をあじわう。
これはやはり店と作っていただいた店員への儀礼であります。
ラーメンもそうですが、スープも飲まないでいきなりコショーをたっぷりかけたりするのは、調理人に対する礼を欠いているとワタシは確信しているわけであります。

そして四分の一を食べ終わると、次におもむろに唐辛子をかけます。
基本的に辛い物好きですし、唐辛子は素材の味を変える事は無いからです。
唐辛子の辛さを軸にして、本来の素材の味を確認するとでも言いましょうか。
甘さは本来の味を隠してしまいますが、辛さや塩は本来の味を隠すことなく際立たせるというのがワタシの持論でございまして、だから「をかしら屋」のタレも鍋のスープも甘さを押さえているわけでございます。コホン。

で、唐辛子の辛さでまた本来の味を確認しつつ、次はちょっときわどいラー油に移るわけです。
このラー油は油の中でも個性が強いわけですので、やはり後半でかけなくてはならないのです。
で、好きなんですね、ラー油が。
これを境に、じゃじゃ麺への敬意は充分に払ったとして、ワタシ好みの味に変わっていきます。

はじめから乗っけてある味噌は、ワタシの建前としてはやはり料理人に敬意を払い、足さず残さず食べきるのがいいと思うんですが、こうやって調味料を足していくと、やはり強い味になってきますからオリジンの味噌も足したくなるわけであります。
もともとがしょっぱ好きですからね。
でも、敬意を払う料理人の目を盗んでこっそり足すわけであります。ワタシの場合。

「大」の麺も半分くらいになると、いよいよこれも大好きな酢をふたまわりほどかけます。
酢は劇的に味を変えるものでございまして、特に麺類には非常にあいます。

最初の酢は、意外に本来の味にまろやかさを引き出します。
二番目の酢は、やはり酸味が本来の味にプラスして引き出します。
三番目の酢は、こはやはり「マヨラー」ならぬ「酢ラー」の趣味人の世界に引き込まれます。

そう、三回に分けて酢を足し、味の変化を楽しむわけです。
最後には醤油を少しだけ、こっそり入れて味を引き立たせ、にんまりするわけです。

本当はにんにくをいれたいんですが、ここは客商売ですからがまん。
このじゃじゃ麺のにんにくは、本当にあとに残りますから。

で、少しだけ麺を残し、タマゴをかき混ぜ、箸を置いてカウンターに「お願いします」と出しますと、チータン(本名:チータンタンですが、そういう長い言い方をするのはあまり聞きません)が」でてきます。

たまに我慢できず、スーパーで袋入りのじゃじゃ麺を買うことがあります。
「戸田久」がおいしいのですが・・。
でも、じゃじゃ麺はそれらしくても、家庭で作るチータンだけはうまくいった試しがない。
これはやはりお店のものですね。

このチータンも流儀があるらしく、ワタシは少しだけ麺残し、タマゴはあまりゆるくすると「もっとかき混ぜて」と店員に言われたことがあるので、不本意ながら良くかき混ぜます。

そして、少しコショーと、ほんの少し塩を。
これはもちろん味をみてからね。

あんまり熱いから、ワタシはレンゲを使いますが、本当は皿からずるっといきたい。
でも、「大」の麺の熱さですでに汗をかいていますから、チータンの時はもうすっかり汗、汗、汗。
レンゲで少しずつすくうのが無難ですね。

食べ終わって、我慢していた水をいっきにのみ、皿とコップをカウンターに帰し、置いてある布巾で丁寧にあとを拭き、勘定をして帰るわけであります。

今日もまっすぐ帰ればいいものを、売場をあちこち。
とうとう誘惑に負けて、「従業員にも分けてやろう」なんて免罪符を自分に与え、ドンクで菓子パンをおもむろにトレーに載せてしまうワタシでした。

あ~あ、百貨店の食品売場は誘惑が多くて、恐い!!

PS:今日から「全国朝市サミット」です。岩手公園会場にいますのでぜひお立ち寄りください。もちろん店もやっています。

いよいよ開催間近 「全国朝市サミット」 & そうだ「山海漬」出演だ

2008-10-16 00:01:27 | 第1紀 をかしら屋
今週末、17日(金)~19日(日)に開催される「全国朝市サミット」。
今年は盛岡が「当番」という事です。

何ヶ所かで繰り広げられるようですが、当「をかしら屋」も盛岡市のお誘いで岩手公園の会場に出店します。
出品内容は、いつものように「鉄板焼きホルモン」や「モツ焼き」「モツ煮」など。
「モツ煮」は「ホルキャベ」と「モツ煮」の二つを出品しますよ。
この他に、「スジ煮」と、今、話題騒然の!! 「カレーチゲ」をご紹介します。

お暇な方も、「いや忙しい」と年中おっしゃっている方も、ぜひお立ち寄りください。

開場が10時。3時には終わるという官製イベントですので慌ただしいですが、お早めに来てください。
そうそう、「ベアレン樽生ビール」も出しますから。
誰も来なきゃあ、私が飲み干します。

そして・・・。
先日、収録したんですが、今週末の土曜日夕方放映になる、めんこいテレビ「山海漬」に出演します。
予告編をご覧になった方もいらっしゃると思いますが、「ホルキャベ丼」のご紹介です。
こちらもお楽しみに。

では、まだなっはん。

PS:「をかしら屋周年祭」もあと半月。ぜひこの機会に当店をご利用ください。団体予約も増えていますので、週末はお電話を一本下されば席を温めてお待ちしております。

幸せな空間 「ふじ」でカレーライスを喰らう

2008-10-15 07:35:48 | 第1紀 食べる・飲む
行こう行こうと思っていた。

名物だという、もう一つの「味噌ラーメン」を食べたのは、もう半年くらい前になるのか。
これはこれで良かった。
優しい味噌だった。 
そして、暖簾をくぐる前から、優しい店のにおいをかいだ。

次は、名物の片割れ、「カレーライス」と思って、半年たってしまった。
味噌ラーメンの時もそうだけど、暑い時期は鼻とあごに汗をかく私には、このあつあつメニューの外食は避けたいものだからかもしれない。

「グルージャ盛岡」の事務所へ優勝のお祝いのご挨拶に行こうと思った時、すぐに、「ついでになに食べよかな」の答えが浮かんだ。
「そうだ、ふじでカレーを食べよう」。

とたんにワタシのだらしないほほに、笑みがこぼれる。

頑張って遡上し、盛岡の川で人生、いや魚生を終わった鮭の姿を、中の橋を渡りながら見る。
岩手公園から中の橋あたりは、いよいよ今週末に迫った「全国朝市サミット」のポスターがようやく散見される。
「をかしら屋」も出るのだぞ!!

などと歩きながらぶつぶつ唱え、懐かしのふじの暖簾をくぐる。
時刻は一時半に迫っていたから、暖簾を見て一安心した。
前回はこの時間にカウンターで味噌ラーメンを食べていた時に、暖簾が下がった気がする。・・勘違いだったら申し訳ないが。

カウンターの上にぶら下がるメニューを確認し、「カツカレー」にしようか迷ったが、どうせ店に帰れば、また昼まかないを喰うのである。
(私にはイジがある。食い意地というイジが。)
ここはやはり、「カレーライス」なのである。

先客は、主人と同年代の高齢の男性。
そして厨房には奥さんかな?、おばちゃんが一人。

大きいグラスの水が運ばれる。

ああいいよな。
グラスが大きいと、汗かきメニューのお客様にはありがたい。
うちも・・、などとついつい参考にしてしまう。

さして待つことなく、カウンター越しにご主人からカレーライスのお盆を渡される。

ふ~む。
大振りのお皿に褐色のカレー。
小鉢に福神漬。これはご愛嬌か。
そして豆腐の味噌汁。薄味のすっきりした味噌汁があうんだなあ、カレーと。味噌汁じゃなくて、ミソスープ・TOFU入りみたいな感じで溶け合うわけです。

肝心のカレー。
褐色の程よい粘性のなめらかなルー。
和風だしの味がするようなしないような。
しかし、昔の洋食屋さんっぽい本格カレーですって感じ。
で、肉は本当に細切れのバラ肉がけっこうたくさん。
大振りに切ったタマネギ。
これだけでございます。
これだけで充分でございます。
この立派なルーには、じゃがいもや、ましてブロッコリーとかニンジンとかナスなんぞは不用でございます。

ご飯がなんかしらん、小粒でさらっとして、まったくカレーにもってこいの炊き方なわけで、ルーにも良く絡み好ましいわけでございます。

小鉢にたっぷり入った福神漬けをおもむろにかけると、またまたカレーにぴったし。
お得意の、福神漬けの汁をルーに混ぜて食べたりすると、少しカレーだけでは飽きがくるところに変化がもたされるわけで、ここで例のミソスープをスプーンなぞで洋風にすくうと(?)、またまたこれこれなんとか、ぴったし合うわけでございます。

懐かしい雰囲気の食堂で、おじちゃんとおばちゃんときゃくのおじちゃんが絵に描いたようにいるなかで、これまた懐かしい時の家庭ではなくプロの味のカレーライスをすくっている有り様なんぞ、全くもって素敵な時間でありまして、これを幸福というんだなあと思ってしまいます。

中の橋ふきんの長く住んでいる方は幸せものでございます。
ふとカレーを喰いたくなるときって、誰にでもあるもの。
そういうときに、彼らは600円持って「ふじ」の暖簾をくぐればいいわけですから。

そばと同じ。
ファーストフードじゃないけれど、さっとすくって、さっと食べて、口のまわりふいて、おかわりした水をかぽっと飲んで、さっと帰る。

カレーって、とってもいいわけでありまして、このとってもいいカレーが「ふじ食堂」にはあるわけです。

いいお昼時を過ごしました。

じゃあ、んでばまだね。

そうだ、「684ラジオカー」が来るんだった

2008-10-14 08:22:26 | 第1紀 をかしら屋
「をかしら屋松園東黒石野店」二周年(「をかしら屋盛岡大通店」は一周年)にあわせていたずら心に企画してみた「松園店屋台&産直市」も、月曜・祝日の13日が最終日。

昨夜からおつきあいいただいた(丁寧な言葉ですね!!)相方は、今日も夕方まで手伝ってくれて心強い。
昨日・一昨日とは違い、相変わらず天気はいいし、今日は風がほとんどない。
一日、暖かい日で、夕方も5時ころまでは寒さを感じなかった。

平地より少し早い松園へ向かうメイン道路際の木々の紅葉も、四分がた始まっているような気がする。
ご近所の常連さんはキャンピングカーで、「ちょっくら八甲田へ紅葉見に行ってくるよ」と夫婦仲よくお出かけになった。

それでは、中日のように「ベアレン樽生ビール」三昧かといえば、今日は夜は大通、深夜は花巻へ向かうため、水をちびちび飲むだけだ。

そういえばと突然思い出したのが、「IBC684ラジオカー」。
今日が放送日であったのだ。
あわてて、放送内容のイメージをかきたて、準備に入る。

今日のラジオカーは小野寺さん。
この間、初めてマイクを握ったばかりと思いきや、もうすっかりベテランで、打ち合わせもすんなり、本番の合いの手もうまく呼吸が合いました。

午後3時15分くらいから。
お聞きになった方はいらっしゃいますか。

ラジオの効果は即効。
放送が終わってすぐ、ご近所の方々が集まり、芋の子パーティーが始まりました。
陽も照って、暑いくらい。
「ベアレン樽生ビール」も出る出る。
こういうのって、ワタシは好きです。

そういえば、ランチタイムの始まり時間、大型のキャラバンカー(というんだろうか)が到着。
ぞろぞろと12名様のお着きです。

ちょっと面食らいましたが、山形ナンバーのこの車で、旅の途中に噂で聞いていた当店へわざわざ立ちよったとのこと。
おじさんおばさんの宴会が始まったわけですが、山形県の方にいったいどこからどんな風に噂が伝わったのか不思議でしたね。

けっこう、仙台や青森や沿岸地区などの遠くからわざわざ来てくれるお客様も多いので、いつも気を引き締めて仕事に取りかからねばと再認識させられたわけです。

そして、常連さんからお祝いをいただいたり、なかなか幸せな日でした。

PS:本来は、月曜日が祝日に当たる次の日、火曜日は「をかしら屋松園東黒石野店」はお休みなのですが・・・。どうやら、夜の予約を受けてしまったらしくて、店長が頑張って開けるそうです。じゃあ、私もと思われる方は、お早めにさらりと入ってみてはいかがでしょうか。ランチは予定通りお休みなんですけど、夜の部だけ営業かな。
(こんなことを勝手に書いて、店長に叱られるかもしれませんが・・。)
大通店はもちろん、営業です!!
お待ちしています。

んだば、まだなっす。
へば。

PS:小野寺さんの書いた「IBC いわてタウン情報」に、なんとワタシの素顔が・・・・。隠していたのに。テッポー一本焼きのあいだから・・・。ぬかった~。 

松園店のお祭り 二日目

2008-10-13 07:31:18 | 第1紀 をかしら屋
「をかしら屋松園東黒石野店開店二周年記念 屋体&産直市」の二日目。
気温は前日より少しだけ下がっているが、強かった風も午後には穏やかになり、陽のあたる時間は直射日光が強く、暑いほど。

「産直市」は、早朝、紫波の菅原さんからとれたて野菜が追加となり、新米、マコモタケ、甘~いミニトマト、コリンキー(生食のカボチャ)、ジャガイモ、イチジクに加え、しいたけ(でかい)、ネギ、キャベツと賑やかになった。



11時開店とともに、中学生自転車部隊三名が「芋の子汁」「フランクフルト」のお振る舞いを求めてやってくる。
お小遣いで、さらに「シロとトンタン一本」「ボクはシロだけ一本」「フランクをもう一本」と追加。
さらに店の開店時間11時半には場所を移動し昼餉と、若者もなかなかやるな~。

この日は相方もお手伝い。
お目当ては「ベアレン樽生ビール」。
朝からちびちびと嬉しそうに飲む。

こちとらも常連さんを呼び出し、昼から青空の下で酒呑みだ!!
一般のお客様も入れ代わり立ち代わり、この青空パーティーに加わる。
会話も弾み、お日様もでて、いい休日の昼下がりとなりました。

このゆったりした時間を利用して、第四回の自家製ベーコンづくりにトライ。
今回は欲張って1㎏。四本分ですね。



今回のテーマは、「個性」。
一回目が教科書通りで、「古風しょっぱいベーコン」。
二回目がこれを反省し、「今風おだやかベーコン」。
三回目が、「もう慣れたぞ」と少しワタシ風を取り入れ、
この四回目にそれをさらに発展させた。

しかし、屋外ははじめて。
初めてのトライには、はじめて気がつくことが必ずある。
そう、今回は、風。
カセットガスコンロの火が風に揺れて、コントロールが難しい。

しかし、時間はたっぷりある。
常連さんや相方もいて、「ベアレン樽生ビール」もあり、時々は一般のお客様ものぞきに来て、暇つぶしには事欠かない。

およそ三時間半ほど、じっくり燻して完成。

早速の試食結果は、「うん、ノーブルな個性だ」。
狙い通りの個性が光っていたが、塩がまろやかになっているのにも驚いた。
家族で来店した、某ハム屋さんの方も試食に頷く。

マル秘のネタは、「をかしら屋盛岡大通店」のお隣の燻製で有名なお店のマスターがつぶやいた一言をヒントにした、「マサラ」。
これが、奥深い味わいを引き出す。
この他にも、少し秘密のものを取り入れ、それぞれが「俺だ俺だ」と主張しながらも口の中で融和する。
明日になれば落ち着いて、さらに味もまとまってくるだろう。

今回は松園店でご試食ができますので、ぜひ店員に要請してください。

あんなこんなの「屋体&産直市」も本日夕方まで。
ぜひ、お近くの方はお立ち寄りください。

んでば、まだなっはん。

PS:「グルージャ盛岡」東北社会人リーグ一部優勝おめでとう!!!!!!! 全国大会も一気に勝ち上がって、来年はJFLだぞ~~~~~。