ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

猛者

2009-05-14 00:35:56 | 第1紀 生きる
12日の昼。
いつものように一時過ぎに昼の徘徊、いや散歩。

映画館通りにさしかかると異様な叫び声がする。

獣かな?

でも盛岡のど真ん中にいる訳ないし。

幼児のはしゃぐ声にしてはトーンが低い。

まるでと場の夜みたいな感じ。
やはり次の日に天国に召される大動物(牛)、小動物(豚)さん達は何かを察して叫び、泣くらしい。
勤めていたときの深夜の残業帰りやまだ夜も明けきらぬ早朝出勤の時に聞く、彼らの声は耳に残るものだった。

しかし、ここは荒野ではない。
昔はたんぼだったらしいと、その当時あった女学校に通っていた母から聴いたことがあるが、今はビルの街だ。

映画館通りに入ると、異様な者たちが行進していた。





どうやら盛岡一高の生徒らしい。
何班かに別れ奇声を発しながら映画館通りから大通に曲がっていく。
モヒカン刈りの強者も何名かいる。

そばを通っている大人たちは振り返り、たまたま居合わせた例のトランシーバーおじさんは自分の存在が薄くなるのにおののき、中学生たちは憧れの一高生を見て手を振る。
お前らこんな高校生でいいのかと問えば、きっと「YES」と答えるのだろう。

盛岡タイムスによれば、彼らの運動会を宣伝するものらしいが、たぶん彼らにとっては大事な通過儀式なのだろう。

同じように「バンカラ」スタイルだったワタシの母校、花巻北高等学校も春の辛い応援歌練習を終えて、春の高校野球の試合で応援歌を歌ったときに初めてこの高校の一員となったなという実感が湧く。
おっかなかった上級生も応援で一丸となることで新入生を仲間として迎え入れるのだ。

この一高のハダカ祭りもこんな意味があるのだろう。
受験勉強で県内一の難関に入り、応援歌練習という知らぬ人にはわからぬだろうが、そうとうにきつい試練を経て、初めて「一高生」としての実感がわくのだろう。

解き放たれた自由な心はこれからの青春を謳歌するように叫び進む。

いいやな~。
これからが、(ワタシの場合)人生で最も楽しい三年間だ。

そして・・・・
明日は花北桜雲会盛岡支部の第二回総会。
我等、同級生、ほんの数名だが「をかしら屋盛岡大通店」に集まり語る。

我もという方は、ぜひどうぞ。
多少、先輩、後輩でもいいのではないかと思うのであります。

・・従って、ワタシ、明日の夜はどうなっているやら。たぶん、客の中に紛れ込んでいると思いますので、そこのところ、よろしく!!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。