ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

シロツメクサ、ムラサキツメクサ、チューチュー吸っていたあのころ

2014-06-05 09:37:54 | 自然、読書、仕事、そして生きている
先週末は暑かった。
30℃を超える晴天の下で、鉄板焼きをしながら、意外に今年は汗をかかないななんて余裕かましていたのはそのときばかりで、家に帰り風呂に入ったら、もはや首の後ろ、髪の毛の付け根当たりがヒリヒリしていた。
テントのなかでも日焼けはする。
恐ろしや紫外線。

そんな訳で二日の月曜日は後片付けで花巻の自宅と盛岡の店及び事務所を往復し、ついでに月末月初の棚卸をしてとんぼ返り。



「春だけうるわしい自宅の庭」は、暑いけど、、まだ少しだけ春。
雑草に覆われた、春。
咲くものは咲く。



松園店で取り残され、自宅で放っておかれたオキザリスは、ようやく元気を取り戻し年に何回かの開花。
秋田生まれのこのオキザリスは毎年春先に花を咲かせる春告げ花であったが、今年はようやくかわいい白い花をつけた。

そして庭というか、もはや一面の雑草畑になりさがったそこにシロツメクサ。



幼少の頃は(エヘンッ!)、道の脇に咲くこの花をみんなで摘んでチューチューその蜜を吸っていた。
山イチゴや庭先のなんて言ったっけ、しゃごみ(一部地方の言葉らしい)の実や、セミの脱け殻や、アケビやなんやら、子供の頃は自然の中にたくさんのおやつがあった。



そして、ムラサキツメクサも。
大好きな花の一つであった。
なぜだかは忘れた。
少年の心の大部分は、悲しい事だが欠落してしまったのである。


そして一ヶ月ぶりの休日の夜。
やはりあそこに行きたい。

相方に許しをこうて「小ぎく」に行く。



人の店で呑むビールのうまさよ。

楽しみにしていたカツオと米ナス、そしてイワガキ。

アルコールは大七純米、スコッチ、焼酎と変わりながら夜半に店主と友人と街、寂しい双葉町に出る。
あの店はやはり灯が消えたまま。
そしていつもの友人の店も今夜はママさんがお休みみたい。
それじゃと繰り出したバーで、唄っちゃいけないあの唄、あさみちゆきを唄ってしまう。

そういえば前に一度だけ来た数年ぶりのこの店も、あの頃はオンナの娘、数人をかかえていたが、今はママさんひとり。
ママさんお独りバーは、もはやひなびた地方の、世間やマスコミの言う景気回復が「ちとも」感じられぬ田舎の主流なのであります。

数をかかえりゃ、それなりに「好み」が違うだろう鼻の下の長いのがやってくるのはわかっていても、それでもかかえきれない限界というか切なさがママさんたちにはあるだろうし、ロンリーになってみればこれほど住みやすい世の中も無いのである。
客に気をつかうのは良いが、客に気をつかえもしない自分の店の子に、やるせない気を使わないで済むのだから。


そんな事を想いながら、また週中の単身生活に戻り、願いもしない早仕舞いの連続で、体に入れるきちがい水の量もいささか増える。



今週の発見は、見た目より安い第3のビールの新製品「サッポロ ホワイトベルグ」がおいしかった事。
  (しかし、サッポロさんはとんだ災難だね。税務署も無責任な対応なのだろう。ほぞをかむのは民間ばかり)

そして、キンミヤの「シュェップス グレープフルーツパッション」割りにはまってしまう。

おかずはやっと安くなったネギの青いところを焼いただけで良いし、緑が丘の「田清マート」に寄ったら、なんと岩手県産ホーレンソーが38円、キュウリは8本で100円であった。
もはや昆虫になりきって青菜を貪るワタシです。

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