ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

チェロとロック

2010-09-23 11:30:24 | 第1紀 読書・JAZZ
昨夜、岩手県民会館中ホールで行われた「堤剛 無伴奏チェロ・リサイタル」を一人、聴きに行く。

そう何枚も持っていないクラシックのアルバムの中で、チェロの無伴奏は数枚あり、仕事をしながらではなく、静に「寝っころがって」聴く機会が多い。

当日まで迷って、申し訳ないが店を従業員に預け行った「かい」があったように思う。

豊かで、表現力の多い楽器だなと、特にこの日の選曲もあったからなのだが、そう感じた。

久しぶりの県民会館はここが中ホールと思うほど広く、そして当日券を買い求めた時はすでに9割かた埋まっており、両端の後ろしか空いていなかった。

盛岡の人はクラシック好きであるように思う。

この小さい地方都市に多い時は月数回のコンサートが行われているのはその証左だろう。


しかし、なんだな~、急に寒くなったせいか、半袖姿はワタシともうひとかた位か。

季節は大きく元に戻りつつある。


夜遅く、予定より遅れて、年下の友人現る。

すでに四件目という彼は、すこしばかり今日の酒がおもしろくなかったようなので、気をまぎらわしに好きなロックを流す店に連れて行こうと思った。

案の定、先ほどまでいつになくつまらぬ事に気をとられていた彼が、楽しくなってきた。

若かりしころ、自分の好きなロックを流す飲食店を数年やっていたこともあり、聴くほどに、呑むほどに、体が揺らぎ、そして踊り出した。

音楽ってのは、時として人を救う。

いや、けっこう毎日救われているかも。

このつまらぬブログを書いている今も、これからのデスクワークにあわせた、静かなギターの音色で気持ちを落ち着かせている。

さて、今日はホテル泊まりだし、明日は祝日でお休みだという彼につきあって、遅くまで呑み、店に入った時の渋顔とは違う笑顔の彼と別れる。

深夜、雨。

やはり半袖は無謀だったようで、代行で帰った部屋も少し寒かったのか、ばたんと寝て起きた朝は鼻がぐずついた。

いつもは、半袖とパンツのワタシだが、山となった衣類から長袖のセーターとスポーツウェアのズボンを探し出す。

そんな、秋の、いまはようやく入口。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。