ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

赤い飯台(はんだい)

2012-01-29 14:18:40 | 第1紀 食べる・飲む
捨てれないものがたくさんある年代で、そういうものの一つが、あぁここにあったんだなぁと想い出した。



赤い飯台(はんだい)である。

折り畳み式で、ワタシが小さいころからずっと、そう息子や娘ができて勤務先の仙台や東京から帰省してきた時も、その赤い飯台のお世話になった。

いまから思えば随分と小さい。
ワタシの子供のころも、両親とワタシ、妹の4人家族であったが、そのいま思えば小さい飯台に時々はたくさんのおかずが並んだ時もある。

その想い出の一つは小学生低学年の誕生会で、たぶん小さな飯台に、その頃としては豪勢な、小さな誕生日ケーキがあったのかもしれない。

でも、普段はせいぜい、朝がタマゴと納豆と焼き魚で、夜はサンマとかなんとかメイン一品であったと思う。
父はワタシが小さいころは年に数度しか帰って来ない山の仕事だったし、妹とは十歳離れてるからそれでも良かったのだ。
それに父も母も酒はやらないから、余計なつまみはいらない。
母と、お手伝いさんと、ワタシの小さな夕餉。
それでも、母は田舎の小さな万屋(よろずや)を営んでいたので、夕食の時に障子一枚離れた店に長話のお客さんがいると、この小さな飯台にはワタシだけとなって、小さなワタシは随分とその長居の客を恨んでいたのである。


そんな想い出の赤い飯台を引き出したのは、松園の事務所に決算処理で泊まり込みの娘を迎えに来た相方が、例のマクドの新メニュー、ラスベガスバーガーを買ってきたからで、



マクドの「罠」にはまった相方は100円券とかでビッグマックやなんやらかんやらと買い込んだようだ。



コーヒーも大きいサイズで、苦いのが苦手な娘は少し閉口していたようだ。


そんな、昔を彷彿とさせる赤い飯台で、なぜこれがこの松園の事務所にあるのかわからないのだが、今日はそれがとてもありがたいことのように思えた。

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