（記録＆近況）９日目朝、その２

６日ぶりに車のエンジンをかけ、本宮店に行く。
営業に支障はなく、この三連休も通常どうり（夜は節電のため早く閉まることもあります）営業できそう。
近くのマルイチで野菜を仕入れて帰って来たＩ君。
キャベツが３５０円くらいと驚いていたが、まあそんなもんだろう。
スーパーが開けてくれるだけでありがたい。

大通に戻り、店の近所の八百屋さんで自分のものを少しだけ買う。
大通泊まりは今朝までで、今夜遅くに松園に戻り、ガス欠で明日明後日出社できない中華名人に替わりこの二日間はワタシは松園店従業員になります。
だから、階下の事務所住まいとなるため空っぽの冷蔵庫の補給を。

なんと、卵もまだあったし、納豆！！と、豆腐！！があった。
幸せである。
隣のお客さんも納豆にしみじみ。

大通界隈の三軒の八百屋さんは、皆、お店を開けて良心的である。
午後には新しい荷物が届くという話もしていた。

小さい店、個人商店やそんな感じの小売店・外食店・サービス業の方は早くからお店を開けてくれた。
それが生業（なりわい）という事だろう。

そう感じる震災後の今日この頃である。

ＰＳ：出社した従業員のはなしでは市内のガソリンスタンドが何ヶ所か開いていたとのこと。例に洩れず、長蛇の列で、上堂から厨川まで行列なそうだから片側２車線とはいえ、まぁ、いやはやなんとも。順番待ちの方も切迫しているだろうから大いに同情するし、さてさて、はやはや、、、　やるせなさというのは、こういう時も使っていい言葉なのだろうか。　今日は全店営業します。ワタシは今日は大通店、明日明後日は松園店、次の日から大通店に戻り、畳の宿、復活です。・・・油さえ入ればな、、、、、、、、、、、、

「をかしら屋」の営業について 定休日＆臨時休業

おはようございます。
「をかしら屋」の営業についてお知らせします。

「をかしら屋」はただいま全店営業しています。
ランチはほぼ通常営業。
夜はお客様の状況を見て、少し早めに閉める節電営業となります。

三連休を含めた前後の営業についてお知らせします。

本日、１９日（土）は全店営業。
そして、

大通店：２０日（日）定休日・２１日（月・祝）臨時休業
松園店：２２日（火）定休日
本宮店２２日（火）臨時休業

とさせていただきます。

震災後、通電してからすぐに営業してまいりましたが、従業員の健康管理および切実な通勤のガソリン確保を考慮し、定休日及び臨時の休業をいただきたいと思います。

またメニューも問屋さんの稼働が窮屈で食材の仕入れが困難なものもありますので、一部欠品となることがあります。
ご了承ください。

「をかしら屋」は欠品以外は通常メニュー、そして春の特価メニューもそのままお約束した価格で提供します。

詳しくは「をかしら屋ホームページ」をご覧ください。

９日目、朝

あの日から９日目の朝。

なぜ被災地に救援物資が届かないのか。
なぜ、すぐそこの岩手県産業文化センターまで救援物資が集まっているのに、被災地の避難所まで届かないのか。
遠くでテレビをご覧の方もそうだろうが、沿岸から１００㎞の同じ県に住む私たちもテレビから流れてくる映像とともに頬にその悔しさの波を感じる。

かといって、避難所に物を届けるどころか、自宅にも、自分の持つ他の店にも行き来するだけのガソリンが残っていないのも事実で、昨日時点で広い県内で救急車両以外の一般の車に給油できるのは１１ヶ所だけだという記事を見る。
昨日からタンクローリーも入ってきているという情報で、恐らくこの三連休はガソリンスタンドにまたあの長い長い行列ができるのだろう。

昨夜、金曜日の夜、やはり食事中心のお客様。
２２時過ぎには街は静まりかえり、近くの広い駐車場にとめる車の数は片手で数えるほどでもない。

大通店の畳の上に寝るのも５日目。
暖をとっていないので、朝方は昨日より寒く感じ、朝速すぎる時間にその寒さで起こされたのだが、また寝つくことはできなかった。
被災地の方は体育館の冷たい床の上で、いったいどんな夜を過ごされているのか。
朝方も何度か揺られ、覚めない恐怖心が中から体を冷やすことだろう。
こういうときは、だから暖房が必要で、なんとか避難所に一刻も早く食料と燃料がつくことを祈る。


昨日は八百屋さんは一生懸命、店をあけていたし、陳列棚にはほとんど商品が置いていないが、一部のコンビニやスーパーも開いていたので、今朝はその買い置きの朝食。



主食にヤマザキのパンと、八百屋さんの大きく立派な４本１８０円だかのバナナ、安い、ありがとう。
そして私なりの避難生活のビタミン補給にコンビニに２本だけあった野菜ジュースと、店のカルピス＆オレンジジュース。


今日も大通店は営業します。

隣のビルでは常連さんの事務所の方々が休日なのに朝から書類整理かなんかで数名出勤の模様。
ランチも夜も営業していますよ。

いつも通り店をあけてお客様を待つのが私たちのできる仕事。

じゃ、