ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

7日目、朝

2011-03-17 07:38:18 | 第1紀 生きる
昨夜、顔見知りのお客様が仙台から家族を呼び寄せたと、一緒に食事に来られる。

相方と同じ若林区にお住まいなそうだが、仙台の状況は盛岡とは比較にならぬほどひどく、ライフラインの復活も相当の日数を要するらしい。

私は若いときに9年ほど住んでいたのだが、同じ状況下であったとしても大きな人口を抱えるあの大都市では余計にしんどいだろう。

仙台中田に家のある義母はちょうど亡き義兄の法事で東京へ行っていて難を逃れたのだが、やはり義姉のところにしばらくお世話になるらしい。


店はランチはご飯が足りなくなったほど、やはり定食系のオーダーが多い。
夜は早めにお酒よりは食事をとりに来られる。
スーパーは長い列で、それも生鮮食品は少なくなってきているというから、今後が気になる。
飲食店もいつまで食材が続くかだ。

昨夜はお客様が退けた後、大通店のカウンターでテレビを見ながらうとうと。
節電で暖房はつけず、厚着に。
夜遅く、大通界隈を歩いたが、人影はまばら。
飲食店の多くは昨夜にはほとんど営業にたどり着いたようだが、まだ休業していたり、ウチと同じように営業時間を短縮しているところも多い。
大手コンビニ、大手ファーストフードチェーン店などはやはり営業していない。。。
システムとか効率とかいうのは、高まるほど脆弱なのだろうか。
個人店の八百屋さんなんかも、シャッターを半分閉めたまま、少ない在庫ながら営業しているのに、、、



さて、大通店の私のねぐら。
和室の奥の方のいつもはシエスタをむさぼるところに、薄い毛布と名前ばかりのシェラフ。
節電で暖房はなしで、いつもはパンツ一丁半袖シャツ一丁の私も長袖シャツを一枚足し、スウェットを着て寝る。
しかし、朝方は寒さで目覚める。



盛岡の外は雪。

テレビをつけると、被災地の沿岸地区も雪。
北国では割と暖かいはずの沿岸地区が氷点下の冷え込み。

震災7日目。
早く救援物資が被災地に届くよう祈る。
灯が、暖が、そして温かい食事が、少なからず被災者の心を元気づけてくれるはずなのだから。


福島の原発事故で、また先行きが見えなくなってきましたが、私の店は食材がある限りいつもどうりに営業します。
それしかできません。
若干、メニューも欠品が出てきましたが、ガスも水道も出ますので、温かいものはお出しできます。
ただ、ランチは平常営業できますが、夜は節電と、正直なところ遅い時間は皆さまお出かけしませんので、早めに終了します。
ご了承ください。
おにぎりのテイクアウトや、夜遅くの営業などは各店にご相談ください。
大通店もなにもなければ夜9時ころで早仕舞いしますが、遅い時間もお電話をいただければ私一人で対応できる限りでお受けできます。

そんな7日目の朝。