ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

長編二回シリーズ マルカン食堂でランチを食す その二 マルカン食堂をまるごと味わう

2008-04-22 12:25:15 | 第1紀 食べる・飲む
(前編に続く)

さて、マルカン大食堂のガラス窓越しに花巻の街並みと昔の思いをぼんやり眺めているうちに、
来ましたね、今日のランチ。
さて、マルカン大食堂の全貌に迫る写真満載の後編のはじまりです。



これはテーブルのセッティング。
箸立てが良いですね。
ほうじ茶の入ったポットが良いですね。
水、お茶はセルフサービスですよ。
そして、後ろに映るお客様の姿。
まだ11時過ぎですよ。
もう、広~い客席の半分は埋まり、レジには長蛇の列が。
恐るべし、マルカン大食堂。
恐るべし、花巻市民。
下に見える街の歩道は誰も歩いている姿はないのに、どうしてここだけ人っこ、
いっぱいなんだろう。
花巻の七不思議。



はいはい、きました。
これが私の「マルカン中華」。
野菜どっさり。
麺もこの下にぬるっと固まって潜んでいる。
量は多い。
そして、餡掛け。
花巻市民は餡掛けが好きなんだな~。
しかし、このニンジンの大きいこと!!
スープまで人参色している。
食べ応え充分。
まあ、食べた後で言うけど、どちらかといえばマルカン大食堂では普通の中華が良い。
でも、何年かに一回、この「マルカン中華」を頼みたくなる。



次に来たのは、娘の「和風明太子スパゲッティー」なのだ。
いや、普通にうまい。
この器がなんともいいんだが、味も普通にうまい。
もちろん、イタリアンの気張った店でないから、遠慮なしに粉チーズもかけ放題、タバスコもかけ放題。
そういえば、タバスコというのに始めてあったのも、ここマルカン大食堂ではなかったか。
おっかなびっくりかけた、あの日がよみがえる。



次は、相方のオムライス。
いや~、良いではないか。
洋食屋の見本のようなたたずまい。
バランスも良い。
卵のかけ方も、今風のぐじゅぐじゅではなく、良く薄く包めましたね~みたいな教科書的お姿。
さすが、相方。
最近、注文も心得ている。
実は、私もどうしようか迷ったんだよね。



なんて言っているうちに、ナポリタンの登場。
やはり、食堂の王様はナポリタンだべ~。
なんのてらいもなく、懐かしい色をしたソースたっぷりに包み込まれた麺が、
ものの見事に主役を買って出ている。
他に何にも無い。
全て、私よ。みたいなこのスパゲッティーの存在感。
これこそが「ナポリタン」様でございまする。

っと、ところで誰が注文したんだっけ。
えっ、わたし?
そう、わたし。
なぜ頼んだのか・・・・・。
そうなのだ、ナポリタンをずるっとすすり、生ビールをごくごくと喉に入れ、またナポリタンをズ~、生ビール、ごくっ、
ナポズル、生ごく、の連続を思い描いていたのに・・・・。
無い!!
無い!!
泡が無いのだ!!
相方にそっと聞く。
「生ビールはどうしたんでございましょうか?」
相方、上品に卵に包まれたケチャップライスをほうばりながらお応えになる。
「聞いていないよ」。
・・うかつ。黙っていてもわかっていると思っていた私が「お馬鹿さん」。
下目に相方とお嬢を見て懇願の気を伝えるが、無視。
そりゃ、レジに並ぶあの列を見れば、買いに行ってあげるなんて誰も言うかよ。
嗚呼、ビールが無くて真中にナポリタン様がいらっしゃる。
ビールが無くて、マルカン中華とナポリタンを目の前にしている私は、ただの大食いジャン。
・・とほほのテーブルでした。

気を取り直し、ナポリタンを一気食いした後は、いよいよ十巻ソフトなのだが、今、打っている編集画面が画像の大きさで重くなってきましたので、
さらに続編に続くのだ~~~。