昨夜、セ・パ両リーグのクライマックス・ステージの幕が切って落とされた、我等が広島カープが、6回1失点と大瀬良が好投して、セ・リーグCSファイナル・ステージの初戦を、1stステージでヤクルトを2対0で破って勝ち上がって来た巨人に、6-1で圧勝して良いスタートを切った!そしてアドバンテージの1勝を合わせて通算2勝目を挙げた!パリーグの覇者の西武は、雄星が崩れ、ソフトバンクに10-4で負け、1勝1敗のスタートとなった、今夜BSで中継されるセCS第2戦の先発は、広島のジョンソンと巨人の田口で、パは西武の多和田と、ソフトバンクのミランダが先発すると発表されている・・・
さて本題に入ろう・・前回後半で、志の輔がぽろっと漏らした第三の筋肉“桃色筋肉”とはどんなものなのか?福島・郡山市のうさみ内科でトレーニングする皆さんの筋肉の断面を、映した顕微鏡写真を観ると、白の速筋はほとんど見当たらず、赤の遅筋の他に、ほんのりピンクになったり、少し濃いめのピンクになったりした赤と白の中間色の第3の筋肉“桃色筋肉”が半分を占めていた!何と、この桃色筋肉は、あの福島のスロースクワット運動トレーニングによって、もたらされたもののようだ!よってこの桃色筋肉こそが、今回の糖尿病対策効果の鍵になるのである!・・・
早速、そのメカニズムを明かして、その効果の秘密に迫っていくことにしよう・・ゆっくりとスクワットするトレーニングを繰り返し行うことによって、大腿部の白い筋肉にある変化が起こり、その白い筋繊維の中に赤いミトコンドリア(核膜をもち呼吸に関与する細胞小器官)と云うものが増えていく!その時、白い筋繊維が桃色に見えるようになるのだ!因みに、このミトコンドリアが筋繊維の中に入ると、ミトコンドリアは自身の細胞の中に脂肪と酸素を取り込んで、脂肪を燃やしてエネルギーを生み出していくようだ!本来、白い筋肉(遅筋)は糖だけを蓄えて消費するものだが、スロースクワットすることによって、ミトコンドリアはこの糖と脂肪の両方を同時に取り込んで一気に酸で燃やしてしまう能力を持ち備えるようになる!これを”桃色筋肉によるダブルの効果”と呼ばれる様だ!よって、糖も脂肪も燃やして体重が減ることになる!・・・
ここで見逃してならないのは、スクワットトレーニングによって、白色筋肉はピンク色に変えられていくが、速筋たる白色筋肉の能力も兼ね備えままでいることをお忘れなきように!よって、全ての白色筋肉が桃色筋肉に変えられても何ら支障はない!・・「あんた、桃筋になった?桃筋持っている?」と疑う貴方、白い筋肉にミトコンドリアが増えて、桃色筋肉になったことが分かる証拠は、ある実験で簡単に示すことが出来る!それは筋肉中の酸素濃度を調べるだけで分かる!何故なら、ミトコンドリアは、エネルギー源である脂肪を燃やすのに、消費した酸素の使用量を調べれば直ぐわかる!・・・
まず、このスクワット運動をやったことのない人の場合は、運動をする前の太ももの酸素量は77%だったが、運動直後の酸素量は75%とあまり変化がなかった!一方、3か月以上、スクワット運動を続けている福島の方の場合は、運動する前は62%だった酸素量が、運動直後には70%にまでに増えていた!・・この結果を運動生理学の専門家、至学館大学の光岡かおり准教授に訊いてみると、「スロースクワット運動の経験者は、運動中、酸素を取り込んで消費しても、運動後にも、速やかに酸素を供給できる状態が整とのわれているからです!“ピンクの筋肉”が、トレーニングによって活性化されている証拠です!」と、グラフを観ながら語ってくれた!・・・
つまり、福島の人の筋肉は、その酸素量の多いことから、ミトコンドリアの数が多い“桃色筋肉”に変化したと考えられること間違いなし!筋肉が桃色筋肉化していく事によって、糖や脂肪を消費しやすくなる身体になっていく事から、スタジオではこの運動を、酸素を増やし脂肪を減らすピントレ(ピンク筋・増量トレーニング)と名付けていた?またの名を、サン(酸)・キン(筋)・ピン(ピンク)を短くしてサンキンピン・トレにまで呼び名が広がって行った!・・次回はこのピントレのやり方を、もう少し詳しく追っていくことにしよう・・・
あっ、今夜も広島が4-1で巨人を下して3連勝となり王手を懸けた!6回に1点先制されて迎えた8回裏に、2アウト・ランナー2塁から、代打・新井がレフトへタイムリー2ベースを打って同点にした!その後、2アウトランナー1,2塁から、ななな~~~んと、菊地が左中間にとどめの3ランをブチ込んだ!さすが菊池だ・・西武は13-5でソフトバンクにボロ勝ちして2勝1敗に持ち込んだ!広島対西武の日本シリーズ実現に1歩近づいた・・・