Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

観光地ナポリのゴミ危機 2008年2月6日

2008-02-07 00:32:12 | 日記・エッセイ・コラム

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確かテレ朝スパモニだったと記憶しているが、あるナポリの高校の学生達が市庁舎に詰めかけ、学校敷地周辺に山積みされた放置ゴミから出る異臭で勉強できないと市長に抗議する映像が流れていた(・_・)

そうなんです函館、香港と並んであの世界3大夜景を誇る観光の街“ナポリ”が、サンタルチア湾岸の町“ソレント”を眺め、目の前にナポリの海が広がり眩(まばゆ)い太陽と温暖な気候、陽気なイタ公の街、「ナポリを観ないで死ねない」とまで言われる風向明媚な南イタリアの街ナポリが、2000年前古代ローマ時代スッポリ麓のポンペイの町を埋め尽くし、登山電車のコマーシャルソングになったナポリ民謡「フニクリ・フニクラ」の“ベスビオ火山(標高1281m)”が直ぐそこにそびえる街ナポリがゴミの山に埋もれそうになっているらしい(+o+)えらいこっちゃ

我が氷丘南混声コーラスでは来る3月16日に控える定期演奏会で歌われる曲目の中に含まれている、イタリアホームソングメドレー“サンタ・ルチア”、“帰れソレント”、“オーソレミオ”の男性コーラス3曲を猛特訓中なので他人事ではない・・・

観光スポットの集まる市の中心部ではゴミ回収はなされ危機的状況は見られないものの、一歩街を外れると車道という車道には不法投棄されたゴミの山に溢(あふ)れ交通を遮断し異臭が立ち込め市民生活を脅かしている、市内ではあちこちで一部住民が暴徒化しゴミ回収箱や車に放火するなどして警官隊と衝突するなどして大変な事態になることもあるらしい・・・

そもそもナポリのあるカンパニア州にはごみ焼却場がない、加古川市にはグボタの“スーパーファイア・システム”が採用された、1日2炉あたり460tごみ焼却能力があり、その熱量で火力発電所並の500℃にまで上げられた蒸気をタービンに送り込み12500kwの売電能力の発電システムが併設された二酸化炭素・ダイオキシンフリーの立派なゴミ焼却施設クリーンセンターがある、その隣には旧のゴミ焼却施設が用途に合わせて今でも稼動している・・・

G8の国々の中でもナポリのような人口300万人の大都市がゴミ焼却場を1炉も持たない国はイタリアだけだそうである、な~~んでか??イタリアでは以前から地下政治犯罪組織“シシリアマフィア”と行政機関との癒着が横行している、そのナポリ・バージョンが“カモッラ・マフィア”である、カモッラはナポリ当局に賄賂を払いごみ収集・ゴミ移送・埋め立て事業を請け負って麻薬や賭博などの他に大きな資金源にしている、もしゴミ焼却施設が出来れば彼等の収入源が半減してしまうことを恐れている・・・

ナポリには現在までに5箇所のゴミ埋め立て処理場があるが全て満杯状態になり閉鎖されたらしい、今後はこの積もり積もった10万トンにも及ぶゴミを新しく埋め立て場を造って埋めるか、19の他州のゴミ処分場に移送しなければならない、どうやらカモッラは当局とのその請負契約交渉に折り合いが付かずゴミ収集作業を中止してしまい今回一連のゴミ麻痺に至っているらしい・・・

激減するナポリへの観光客!!プロディ首相はこの事態を『イタリアの恥』と重く受け止めて、14ものゴミ焼却施設を有するミラノ市のような都市にゴミ受け入れ要請を行った、そしていくつかの州がその協力を受理したが、受け入れ側の州の一部議員達が受け入れ拒否に廻り、地域住民達が道路や港湾施設を封鎖したりして、ゴミ移送車輌やゴミ貨物船の締め出し行動に出て小競り合い投石などの暴動に広がろうとしている、またイタリア政府はドイツなど国外にもゴミ受け入れを要請しているとか・・・

一刻も早く高温度ごみ焼却炉を建設すればこの問題は解決するのだが地域の利権が絡んで上手く行かないのはどこの国でも同じようだが、イタリアの場合は行政当局とマフィアとの癒着をまず一掃しなければならないようだ・・・

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