驚き！がんワクチン最前線！（その１） ２０１２年１１月２１日

今年２月６日（月）に８時１５分から始まるNHK総合情報番組“あさイチ”で、９時からの国会中継の関係上、ショートバージョンながら内藤裕子（３６歳）アナがプレゼンして、一度取り上げたが、“週１回の注射すれば、がん細胞抑制・破壊効果が続く！”と言われる“がんワクチン治療”を、先日１１月１８日夜９時から、あの“あさイチ”MCコンビ、有働由美子（４３歳）アナとイノッチこと井ノ原快彦（よしひこ、３６歳）が進行役を務めて再度取り上げた！最近、解説に忙しい柳澤秀夫解説員も加わった！・・・

小生も今年２月８日のブログ記事に“がん患者に生きる希望を与えてくれるがんワクチン☆”のタイトルで投稿している！２月の放送後、余りの反響を呼んで、あさイチのスタッフは更なる取材を続けて、今回グレード・アップしたニューバージョンの内容として“がんワクチン”の重要性を視聴者に訴えることとなった！小生が今、１ヶ月に１回、腹部皮下に注射する“LH-RHアゴニスト・抗男性ホルモン注射”も前立腺がんを攻撃する一種の“がんワクチン”と言っても良いのではないだろうか！？・・・

まだ研究段階ではあるが“がんワクチン”は今、手術・放射線・化学療法に続く、第四の治療法として注目されている！進行が早いと言われる“すい臓がん”を患（わずら）う、ある中年の主婦ががんワクチンの治験参加４ヵ月後にして、食欲が戻り！体重も安定し！副作用も無く！病状が凄く安定して笑顔が戻った！すい臓は膵液（すいえき）と呼ばれる消化酵素を十二指腸と小腸に分泌する大切な消化系臓器である！・・・

他にも、すい臓がんが肝臓に転移して、もう治療法がないと宣告された患者の腫瘍が、がんワクチン投与後、２年４ヶ月で無くなったケースも出てきている！がんワクチン投与することによって、本来人間に備わっている“キラーT細胞”と呼ばれる免疫細胞が強化され！その免疫の力でガン細胞を囲み攻撃して！抑え込み！破壊してしまうのである！この新しい画期的な“がんワクチン治療”の効果は間違いがない！と和歌山県立医科大学・山上裕機教授は大きな期待を懸けている！・・・

がんワクチンの研究では日本が世界のトップクラスにあると良いきれる！がんワクチンの効果を実証する難しさに、一時期、世界は手を引いたが、そのような中でも、日本の研究者達は“情熱と技術”を持って新薬への道を切り開いて行った！そこに立ちはだかったのがアメリカだった！アメリカ政府は急ピッチで豊富な資金と人材を投入して！がんワクチン開発を進め始め、それがもたらす巨額の利益を狙って動き出した！・・・

遂にアメリカ政府は、なんと！がんが発症する前に注射を打って、がん発症を防いでしまおうとする“がん予防ワクチン”の開発にまで手を伸ばしてきた！『がん予防ワクチンは一度打てば、その効果は一生持続する！』とピッツバーグ大学医学部のオリヴェーラ・フィン博士は言い切った！果たして、がんワクチン開発をリードして、その覇権（はけん）を握るのは誰なのか？日本になるのか？アメリカになるのか？がん予防ワクチンに軍配が挙がるのか？・・・

否、日本とアメリカだけではない、今、世界を舞台にして、熾烈（しれつ）な“がんワクチン開発”が巻き起こっている！日本では今、“すい臓がんワクチン”が治験の最終段階を迎えている！副作用がほとんどない！“夢の治療薬”と呼ばれる“がんワクチン”は臨床応用され、その効果は充分確認された段階に入った！確立した治療法として認可され実用化する日は秒読み段階に入っていると言えるだろう！・・・

この日、ジャーナリスト柳澤解説員が自ら自分はガン患者であったことを明かした！５年前、夜のニュース番組のキャスターを務めている頃、肺にがん細胞が見付かり、その番組を降りて、肺の摘出手術を受けていた！そして数ヶ月間、抗がん剤を飲み続け、髪の毛が抜けるなどの強い副作用を味わっていたことを初めて明かした！この番組で取り上げる“がんワクチン”による治療法は、これまでにない自分にとっても、非常に希望が持てるテーマとして観ることが出来ると感激していた！・・・

次回は“がんワクチン～夢の治療薬への格闘！”のテーマで、患者と医師と、そして製薬会社との、新薬開発とその誕生への格闘の現場へ迫ってみることにしよう！・・・