Okanagan's Twilight Days

人生の黄昏を迎え、日々の出来事を徒然のままに綴っています(*^_^*)

日々押し寄せてくるサージ(surge)の波! 2017年10月10日

2017-10-10 13:33:18 | 日記・エッセイ・コラム

ここ2、3日加古川には、蒸し~~とする熱帯夜と28℃を越える真夏日が戻って来た!何かが狂っている!・・去る2016年6月22日に公職選挙法が改正され、投票権年齢が18歳以上に上がった!それ以来初めてとなる第48回衆議院選挙が、今日10月10日に公示され、22日の投開票に向かって、総数1180人が立候補して、小選挙区選289と比例選176を合わせて465議席を巡る選挙戦の幕が開かれた!事実上、332人の自民+53人の公明と、235人の希望+52人の維新と、243人の共産+78人の立憲民主+21人の社民との三つ巴の対決となるようだ!立候補者全員の健闘を祝したい!特に小生は、希望の党と日本維新の会にGood luckを贈りたい!ファイトいっぱ~~~つ!・・・

本題に移ろう・・普段、首藤さんの様に高血圧とは程遠い健康な75歳の老人をも、一気に脳梗塞にまで追い込むサージ(surge)と云う謎の症状とは一体何なのか?それはね、“波のごとくダップん、ダップん!とスイングするように上昇する血圧の波”だと教えてくれたのが栃木・下野市にある自治医科大学医学部の血圧の専門家・苅尾七臣(かりお かずおみ)教授であった!前回で取り上げた、9項目一つ一つの血圧の波も、サージの類(たぐい)であると云えるようである!我々は常に血圧の変化の波の中に身を曝(さら)しているのだ!・・・

       

ところが、その血圧の波が突如に巨大化した時、上昇が止まらない激しい高血圧の波となって押し寄せる時がある!我々の血圧は日々常に変化している!ある程度の変化であれば、短時間で元に戻るようになっている!ところが、高い圧力の巨大な波が襲い掛かると、血圧の極めて高い状態が、長時間続いてしまうことになる! その急激なサージの影響が一気にズドンと頭に来てしまって、脳卒中の引き金になってしまう!”サージある処にはリスク在り!サージある処には循環器疾患のリスク在り!”の教訓をシカと覚えておこう!・・・

更に、サージに襲われるような状態になり易い人は、“もう一つ何か怖い目安となるデーター!”があった!苅尾先生を始めとする専門科の人達が、これまで全国各地で高血圧と脳卒中との様々な関係の大規模調査を行ってきた!兵庫県では519人、栃木県では7275人、宮城県では1430人、全国規模では2万人に及ぶ高血圧患者の大調査に及んでいた!この調査によって、サージが起きる人と、起きない人を比べると、サージのある人の脳卒中発生率が、何と2.5倍もあることが判明したのだ!・・・

  

また、?mmHgを越える急上昇サージであれば、首藤さんの様に瞬間的に脳梗塞になってしまう危険なサージになるのだろうか?その境目の数字も分かって来た!何と、案外少ない、55mmHgを越える急上昇は、危険なサージであることが判った!ずばり、睡眠時の最低値を含む1時間の収縮期血圧と、起床後2時間の収縮期血圧の平均との差が、55mmHg以上高く成れば恐ろしい脳卒中に襲われる危険に曝されるのである!強(し)いて云えば、前回診て来た日常生活に在りがちな“血圧が上がり易い瞬間9場面”のうち、タバコ21mmHg+深酒20mmHg+緊張20mmHgが重なれば、合計61mmHgとなり、55mmHgを越え、脳卒中を起こす危険にさらされる!クワバラ、クワバラ!・・・

 

では、あの朝、起きて脳梗塞で緊急入院した首藤さんのケースを顧(かえり)みれば次のようになる!起床するだけで20mmHg+前夜の深酒で20mmHg+睡眠不足が重なって15mmHg+ゴミ出しで止(とど)めとなる20mmHg上がり、境目の55mmHgをはるかに越える合計75mmHg となった!故に、普通、サージが55mmHg以内に収まっている場合は、サージは自然に鎮静して行き大事にならず、脳梗塞までは起こらない!だが55mmHg以上になると、サージの上昇は止まらなくなり一気に180mmHg以上に向かって上がり続けて脳梗塞を引き起こした!怖い、怖いですね!・・・

ここでスタジオには、日本を代表するサージ研究の第一人者である自治医科大学医学部の苅尾七臣教授が登場した!どうやら、サージ研究のための全国ネットワークを推進している苅尾教授等のデータによれば、特に“モーニングサージ”と云う言葉があるらしい!正に朝は血圧を抑制する力が一番弱い時間帯で、朝の血圧急上昇が最も危険であるエビデンス(実証)があるようだ!また寒い朝は要注意ですぞ、便秘の人がトイレで力み、心不全で入院した例も多いようだ!また新聞を取りに出たついでにタバコを吸って、心筋梗塞で亡くなった人も少なくない!激怒している最中にも、脳卒中や心筋梗塞で亡くなる人も居るようだ!・・・

人は年を取るたびに段々、血管が衰え、日々時間帯による血圧サージの変動の幅が大きくなるので、運動をして、出来るだけ血管をしなやかに軟らかく保ち、サージを小さく抑える様に気を付けねばならない!人は有酸素運動をすると、元々体内に備わっているアミノ酸の一つでセロトニンと云う物質を活性化させ、セロトニンが血管の細胞を刺激してNO(エヌ・オ-、一酸化窒素)を産生して血管壁を軟らかく拡張させてくれる!セロトニンは年を取るにつれて減少して行くが、食べ物では西瓜のみに含まれている故、大いにスイカを食べることをお勧めする!これは小生からの、とっておきの情報ですぞ!・・どうやら、小さなリスクの重なりを避け、危険な血圧のサージを避けられるように、老若男女(ろうにゃくなんにょ)達よ、日々バランスの取れた食生活と適度な運動に心がけ健康体をつくることこそが大事であるのではないでしょうか?!・・・

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする