あれは,あれで良いのかなPART2

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春秋戦国時代的な政党分裂状態,それとも一時退避だけか?

2010年04月04日 21時46分19秒 | 政治・選挙
与謝野氏らが自民党を離党しました。今後,平沼氏や鳩山邦夫氏らと連携を図るべく水面下で調整中とのことです。一方,みんなの党や民主党などは,与謝野氏らとの連携を否定しています。

鳩山邦氏と連携協議へ 新党で平沼・与謝野氏側(共同通信) - goo ニュース

選挙終わったら,元の木阿弥なんだろうなあ

民主党ががたがたになっている状態でありながら,自民党も決して力を回復している状態ではありません。そんながたがた状態に嫌気を感じて次々と大物が離党しているのだろうとは思いますが,一方で,「単に選挙に勝てない」っていうちっちゃい目的の可能性も否定できません。
そもそも,今,どこの党に支持が集まっているのでしょうか?民主党でも自民党でもないといいつつ,他の政党がものすごく数字を伸ばしているというわけでもありません(あえていえば,みんなの党が気持ち大きく伸びてはいますが・・。)。とすると,今は,「もう政党なんて・・。」とか「もはや政治家はあてにならん。」っていうのが民の声なのではないでしょうか。
政治不信っていうのは簡単ですが,政治不信の究極は「革命」です。フランス革命を連想してもらえると,政治不信の慣れの果てが理解しやすいと思います。
したがって,今各政党がやるべきこと,それは,「永田町の論理で物事を処理する」ことでも「朝三暮四の小党分立で一時しのぎをする」のではなく,「国民をもう一度きちんと政治の世界に戻す」という作業をすることの方が大切なのです。

以前も書きましたが,今後,特に参院選後には,大敗するであろう民主党からも大量の離党者が出てくることが予想されます。そして,「見た目の政界再編」が行われるかもしれません。しかし,これらは,「政治家ゲーム」に過ぎない可能性が考えられます。政治不信が続くと,もはや「政党政治」自体が終焉を招きかねません。
単に選挙対策の一時しのぎ小党を画策しているのであれば,それはむしろ「自分で自分の首を絞めている」っていることを自覚してもらいたいものです。
逆に,こうした危機意識を持った上で小党を結成するのであれば,そうした問題意識と国民に対して求めたいことをはっきりと伝えるべきでしょう。今の経済状態や財政状態からすれば,国民に対して甘い言葉だけを投げかけることでは日本は衰退するだけです。ちょっと前風にいうと「国民への痛み」を投げかける必要があります。ただ,小泉改革と違う点としては,「まず政治家や官僚側が痛みを受けること」をきちんと示し,本当に万策尽きた段階で,国民への痛みをお願いする,そういう姿勢を示すべきでしょう。甘い言葉にもう国民はだまされません。

とにかく,政党再編を図るのであれば,永田町の論理の再編も図るようにしてもらいたいものです。

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