あれは,あれで良いのかなPART2

世の中の様々なニュースをばっさり斬ってみます。
ブログ界の「おか上彰」を目指し、サボりながらも頑張ります!

入学留保問題におけるニュースの真意

2008年04月15日 01時07分31秒 | 教育問題
千葉県の県立高校で,入学金を納めなかった生徒2人が入学式に出席できなかったというニュースが報じられ,多方面で物議を醸しています。

入学金未納の2生徒、入学式に出席させず 千葉の高校(朝日新聞) - goo ニュース

これって毎年どこかで絶対起こっているのでは?

まず,このニュースがなぜここまで大きくなったのでしょうか。そこが今ひとつ理解できません。
そもそも,高校は義務教育でない以上,入学金も授業料も支払う義務が発生します。県立高校でも当然条例で定められているため,条例や規則で免除される事由が定められていない限り,期限まで支払わなければ当然入学取消となります。そして,免除規定は一般に生活困窮者を想定しておりますが,その場合も事前に申請または相談すれば対応可能です。
事情がすべて見えませんが,少なくとも報じられた範囲で見る限り,今回のこの学校は,入学を取り消さなかっただけでもかなりの「温情措置」といえるのではないでしょうか。
ただ,もっというと,入学金未納による入学取消なんて毎年あちこちで発生しているはずです。入学式に出席させないどころか,もっと激しく入学取消になっているケースは当然あるはずなのです。なのに,なぜ,今年,この学校で急にニュースになったのでしょうか。この真意が全く分かりません。
おそらく,今後類似ケースがあいつで発表される可能性が考えられます。これらを通じて,私たちは何を考えればよいのでしょうか。安易に学校批判または親批判をすればよいのでしょうか?
今まで報じなかった部分に光を当てて報じた以上,マスコミとして「このニュースで何を伝えようとしているのか」という点をもう少し明確にする必要があると思います。もちろん,「賛否両論」というテーマを掲げたいのであれば,当然それはそれでありですが,それならばそれなりの報じ方(例えば,賛否それぞれの立場の有識者の見解を示すなど)をする必要があるといえます。
ニュースに変なバイアスをかけるのは良くありませんが,「何を伝えたいか」という点は明確にするべきでしょう。それで初めてそれに対する「イエス,ノー」をみんなが判断できるのです。もちろん,各マスコミでスタンスが違って構いません。むしろ,いろいろなスタンスで報じることこそ,「言論の自由」の基本なのですから。

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