２０代を振り返る

あの頃は、今より増して
僕は、鼻持ちならない奴だったと思う。

プライドは高く、人に何かを聞くのは嫌いで、
自分で解決しようといつもしていた。
そのくせ、なかなか決断出来ず、
いつも迷ってばかりだった。

いま思えば、頭の中はいつも薄曇り。

自分なりに一生懸命がんばっていたと思う。
心の中にあるのは、「音楽で生活したい」
それと「いつも笑顔でいよう」という決心。
笑顔は、「自分の好きな道で生きていく」割には、
人に同情される生活。それで泣き言を言えば
あまりに惨めだったからだ。

そんなあの頃を乗り切れたのは、バイト先があったこと。
毎日、行くところがあり、パートのおばちゃんの大した事無い
無駄話に救われた。

それから貸しスタジオのスタッフを経験して、
音楽の人脈にハマっていくんですけど。

僕は、最低限の生きていく仕事と
なにげない人との繋がりは凄く大事だと
あれ以来、いつも思っています。


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あの頃、僕に足りなかった事を考える。

もうちょっと素直に人に教えを請えば良かった。

それから、前向きな考え方のしっかりした人に会えれば良かった。
しかし、あの頃、僕はそういった前向きで何かやるぞ、と言ったエネルギーの
持ち主が声を掛にくい奴だったかもしれない。


だけど、そういう反省を持って、
僕は、なるべく、まっとうだと思える発言をここでしようと思っています。