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岡本茂のひとりごと
千の音色でつなぐ絆 ヴァイオリンコンサート
6月27日(土) 千の音色でつなぐ絆 ヴァイオリンコンサート
東日本大震災から早くも4年3か月、震災を風化させることなく被災地復興支援を願う「千の音色でつなぐ絆プロジェクト」によるコンサートが高槻現代劇場で開催され、私も参加しました。
このプロジェクトは、津波で流された流木で製作されたヴァイオリンを千人のバイオリストが国内外をリレーのように受け継ぎながら演奏していく希望と鎮魂のコンサートです。
高槻では小山洋三・商工会議所特別顧問を実行委員長として委員会が組織され、1,000人規模の現代劇場大ホールもほぼ座席が満席となりました。
コンサート一部では、プロジェクト発起人でもある「命をつなぐ木魂(こだま)の会」会長の又川俊三が被災地の状況をスライドで紹介しながら講演。
二部では、高槻市少年少女合唱団のみなさんが阪神淡路大震災と東日本大震災の中で生まれた曲を中心に合唱。
引き続き、高槻在住の馬淵清香さんのヴァイオリン、加藤あや子さんのピアノで親しみのある名曲をリレーされているヴァイオリンでのコンサート。ツィゴイネルワイゼンは圧巻でした。
最後は、出演者と参加者が心を一つに東日本大震災復興支援ソング「花を咲く」を合唱して閉会しました。
何より感心したのはヴァイオリンの音色もさることながら、このプロジェクトの発想です。
がれきに魂を込め、流木からつくられたヴァイオリンをツールに国内外の千人のバイオリニストにつないでいくという計画。
そのことがプロジェクトの広がりと参加者の心をつないでいく事につながっていきます。学ぶべき点、大ですね。
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