いのちをかけて いのちを守る

1月12日(土) 山本孝史・前参議院議員を送る!

 今日は朝8時から民主党10区(高槻島本)支部幹事会を開催し、27日投票にむけた知事選への取り組みについて協議確認。来週17日には緊急の民主党府連全議員会議も招集されています。

 その後大阪市内へJR新快速で移動し、10時半から開催された解放同盟大阪府連の旗開きに出席。

 午後1時から、昨年12月22日に道半ばで逝った山本孝史・前参議院議員の告別式が北区天満別院で執り行われ参列しました。

 式には江田五月参議院議長、民主党小沢代表、菅直人代表代行、鳩山幹事長はじめ多くの衆参国会議員も参列。

 がん対策基本法や自殺対策基本法制定、交通遺児や在外被爆者援護など常に「いのち」と向き合い闘い続けた山本さんらしく、交通遺児育英会やがん患者遺族連絡会など本当に多くの方からのメッセージも紹介されました。

 式場には、厚生労働委員会で質疑を行う山本議員の映像が流れる中、1000人を超える参列者が山本前議員との別れを惜しみました。

 私も山本議員には「いのちを見つめ、いのちを大切にする「いのちの政策」について多くを学びました。

 「がん宣告、余命半年」といわれながら、二年間を国会議員としての仕事に燃焼しつくした山本孝史さんの生き方に改めて敬意を表するとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

 告別式参列後、午後4時半からJP(日本郵政グループ)労組近畿地本の新春の集いに出席。

 最後に、少し長くなってしまいますが、山本孝史さんが生前に記していた「感謝の言葉」(参列者全員に配布されました)を紹介させていただきます。

 

 感謝の言葉

 謹啓

 皆様には、これまで私の人生において公私共にご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。お先に黄泉の国へ参らせていただきます。多大なるご迷惑をお掛けいたしますことを、衷心よりお詫び申し上げます。

 アメリカ留学で「死の教育(デス・エデゥケーション)」という学問領域に触れたのは1979年のことです。帰国後も研究を深めたいと思いましたが、交通遺児育英会や国会議員の仕事が忙しく、できませんでした。箴言家のフーコーは「人は、太陽と死を直視できない」と喝破しましたが、自分自身も、死と向き合う勇気がなく、本格的な「死の社会学」の研究から遠ざかってしまいました。

 「良く死ぬとは、良く生きることだ」と頭では理解していても、死の受容は難題です。しかし、がん告知を受けても、割と冷静でいられたのは、「どれだけ長く生きるかではなく、どのように生きるか」を考えなけらばならないと、自分に言い聞かせたからだと思います。「一日一生、一日一善、一日一仕事」。そう言い聞かせて、新しい一日一日を重ねてまいりました。

 私が、あしなが運動を通じて同士の皆さんと歴史に残る仕事ができたこと、また、国会議員として、薬害エイズ、臓器移植法、年金、介護保険、自殺対策基本法など、国会議員の先頭に立って厚生行政の推進に関与できましたことは、大きな喜びです。

 特にがん対策基本法では、本会議で「がん患者」であることを公表し、皆様を驚かせることとなりましたが、法案も成立し、残された時間は、がん患者の先輩から引き継いだバトンを手に、がん医療の水準向上のために頑張らせていただきました。そう考えますと、がんに罹ったことも、本会議場での公表も、私に課せられた使命、天命のようにも思えます。これも、国会議員冥利に尽きるのではないかと思っています。ご期待にお応えできなかった政策課題もがん対策を一たくさんありますが、どなたかが引き継いでくださることと確信いたしております。

 戦後も60年以上が経過し、日本が再び誤った道に進もうとしているように思えてなりません。惨禍が繰り返されることのないことを、また、日本社会において、民主主義が成熟し定着することを願ってやみません。

 末筆ながら、皆様のご健勝をお祈り申し上げます。

 大変幸せな充実した人生でした。みなさん、本当にありがとうございました。さようなら。                                                 

                                     謹白                                                            

                               山本 孝史 

 合掌!                  

 

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新テロ特措法、衆議院再可決

1月11日(金) 小沢代表、途中退席棄権の不可解!

 参議院で否決された「新テロ特措法」が、今日午後の衆議院本会議で賛成340票、反対133票の2/3以上の賛成で再可決しました。

 衆議院では自民・公明が再可決成立に必要な2/3(316票)以上の議席を確保しており、再可決に踏み切れば成立することが自明の理ですが、参院で否決された法案の再可決は実に57年ぶりですから極めて例外的、異常的事態といわざるを得ません。

 それにしても、小沢代表が本会議途中で退席し、結果として採決を棄権したのは理解に苦しみます。府知事選応援日程のためとの説明ですが、「新テロ特措法」に反対してきた民主党の本気さが疑われます。

 大連立構想がようやく収束してきたと思ったら、今回の行動。はっきり言って、組織としての党代表としての資質に大いに疑問。党執行部としてのけじめと説明責任を果たさなければ、「民主党の本心はどこなのか」と要らぬ誤解を拡大するだけです。

 今日は午後から、民主党議員団会議。その後、議会控え室で来客

 夜6時から島本支部旗開き、7時から地元の富田支部旗開きに引き続いて出席しました。しばらくはハード日程が続きます。

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