森田ゆりさんの講演会

8月3日(木) 児童虐待のための親支援プログラム!

 今日は気温がぐんぐん上がり、暑い一日。今日も一日、外回りでしたが、途中でペットボトル3本を飲み干してしまいました。

 夕方5時半から富田青少年交流センター主催の森田ゆり(エンパワーメント・センター主宰)さんの講演会に参加しました。森田ゆりさんといえば、子どもへの暴力防止のためのCAPプログラム開発など子ども・女性の虐待や暴力防止のために国内外で活躍している超多忙な方ですが、今回は、富田青少年交流センターが秋から開講する「MY TREE ペアレントー児童虐待の親の回復支援プログラム」の前段としての特別講演会です。

 厚生労働省調査でも、2000年~2004年の5年間の虐待死は202件。内、82%は関係機関が何らかの接触を試みながら防止できなかった事実をふまえ、緊急避難としての親子分離だけでなく、親子再統合に向けた支援プログラムの必要性が提起されました。

 最後に、「子どもの安全・安心」という事で、大人が子どもの生活をすべて管理し、登下校時のひそかな道草や放課後遊びを奪っているのは、子どもの文化にとって正しいのだろか?」と問いかけがありましたが、安全最優先を求める保護者や地域社会の声と子どもたちの自立性をどう保障していくのかが本当に悩ましい課題です。

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父親不在

8月2日(水) 家庭教育国際比較調査で「父親不在」鮮明に!

 今日の毎日新聞朝刊に面白い記事が載っていました。

 国立助成教育会館が行った「家庭教育に関する国際比較調査」で、日本の父親が平日に子供に接する平均時間は3.1時間で、タイや米国など6カ国のうち、韓国に次いで短いとの記事です。一方で、母親が子ども過ごす時間は7.6時間で6カ国中最長で、父親との差は最大だったそうです。

 一方で、父親の通勤・労働時間は6カ国中最長。12歳以下の子どもを持つ日本、韓国、タイ、米国、フランス、スウェーデン6カ国の約1,000人ずつを対象とした調査結果です。

 また、日本の父親の家事や育児参加に関しては、「食事の世話」が10.1%で最低、「幼稚園の保護者会に出かける」は7.9%でブービーでした。

 おりしも、奈良県田原本町での放火殺人事件で送致された少年と面会した父親が、「「暴力をふるったパパを許してくれ!」と息子に謝罪したとの手記が報道されていましたが、少年の心の闇を省みることが出来なった「家族関係の虚構」に一層腹立たしい感情さえ覚えます。

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