ボチボチ読み継いで、読了。
浅田次郎さんは、読みやすい。特に、この本は、浅田次郎さんの講演録的な本らしく、とても、わかりやすかった。
この本で、彼が言っているように、戦後生まれの私たちが、学校で習った日本史とは、江戸時代までが、殆ど。江戸の最後のほうから、現代に至るまでは、駆け足で、何がなんなんやら。小学校から高校まで、同じ感じだった。私の場合、大学受験で、世界史を選択したので、日本史を選択していたら、もう少し、違ったかもしれないが。それでも、授業で、日本史は受けたんだよ。
漢詩が好きだったという浅田さんだからこそ書ける、作家の眼でみた、中国、韓国の姿も書いておられるのに、作家が政治を語るのは興ざめと、さらっとかわしはる。
うーん。自分の小説は、登場人物や気持ちはフィクションだが、歴史背景は史実に基づいているとおっしゃってるので、小説を読めということなんだろう(笑)
うん。おもしろかった。