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そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

お坊ちゃま以降が問題となる

2011-12-20 | 朝鮮半島

北朝鮮の金正日が死んだ。脳梗塞の後の、ここ数年は死を予感させるよ01 うな行動であった。後継の指名や、頻繁な訪中や訪露や核開発への暴走な どから、それが見て取れる。

政治や国家の枠をはずして考えると、北朝鮮の最大の問題は食糧問題である。更には、思想や信条の拘束などの人権問題である。長年の体制によって、自浄能力・修復能力すら削がれてしまっている。

それらの全ては、金日成に始まる「金王朝」と言われる体制による、長年にわたる独裁体制である。死んだ金正日は父の指名の後、自らの権力基盤を築くために32年も要している。

彼が政府と党と軍のトップに着くために要した年月を、今回の後継者である3男のためには、僅か1年少々しか準備できなかっ002た。この男が継ぐことになるであろうが、経験不足は否めず、当分は集団指導がとられるであろう。

これは中国も韓国も、現体制の崩壊がおきては困る人たちによっても、当分は支持されることにはなるであろう。朝鮮半島の安定を望む人たちは、自らにかかる火の粉を望まないのである。

大韓機航空事件やラングーン事件やテポドン発射や核実験に代わるような、暴発を起こすかもしれない。しかしそうしたことに意味がないことに気がつく人たちが出れば、様子が変わる。

しかし、多分3年程度の後に、やがて金王朝は崩壊するであろうが、その後の体制こそ問題でる。食料と情報を取り上げられた国民に、現体制を覆す能力は産まれない。

しかし、金王朝が続く限り、北朝鮮の持つ問題は解決されない。何らかの外的な力が加わる日を待つしかないないのか。

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