そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

国民を馬鹿にした安倍晋三の年頭会見

2020-01-07 | 安倍晋三

恒例の年頭の首相の記者会見であるが、こんなスカスカの内容のない会見は異例である。年頭であるからか伊勢神宮参拝後であるからか、嘘こそつかなかったが質問は受け付けないし、内外の緊急性のある問題などには一切触れることがなかった。
トランプによるイランのソレイマニ司令官の殺害による、一発触発にあり第三次世界大戦になるとまで言われる爆薬庫へ、自衛隊の派兵を閣議決定だけで決めたことについても、全く見直す気がないと述べている。関係各国は自制するべきと述べ、情報収集にあたると危機感のない言葉を吐いている。イランとアメリカの仲介をする役割を担ったと、安倍の代弁者の岩田明子も言っていたが、今こそその時期であるがなんのこっちゃ。
桜を見る会については全く触れない。名簿の公表は個人情報に関することだというのであるが、国家が功績を称えるために呼んだ人たちなら、公表して祝福こそするべきであるはずだ。おまけに首相が呼んだマルチ商法と指定されている男の招待は、安倍晋三が犯罪に加担する結果となっている。
昨年は日ロ平和条約に全身とか、金正恩とはフリーで話し合うと述べていたが、北方領土問題については全く触れず、根拠なく今年も北朝鮮に呼び掛けている。
IRカジノ汚職問題は広がりを示す中全く触れることはなかった。安倍政権の最重要課題と述べていたが、所詮賭博で一儲けをたくらむ輩の根回しの質の低さが露呈したに過ぎない。このことと、中東情勢と元日産社長のカルロス・ゴーンの出国や検察への不満については、官邸は事前の質問すら拒否している。
一国の首相が山積する課題に全く触れることなく、都合のいいことだけを述べるだけの内容のない年頭の記者会見である。宰相としての誇りも羞恥心もない安倍晋三の記者会見といえる。

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