これからも路の途中

市民ランナーの日々の出来事

読書感想キャンペーン 「脳を最適化すれば 能力は 2倍になる」樺沢紫苑著

2024年05月25日 16時27分46秒 | 日記
1 異動
 4月に勤務地が変わり、通勤距離が9キロから20キロに増えた。
かなりの時間的・肉体的負担だ。新しい勤務地での習慣、ITCの活用は、定年が近づいている私には大きな壁となっている。
何かを変えなくてはこのストレスフルな環境では生き抜けない。
少しずつでも改善していこうと試行錯誤していた時に出会ったのがこの本である。

2 この本には「脳内物質を適切に分泌させ、脳の機能を引き出し「者の仕事に画期的な変化が起こす」とある。
大切なことはどれか一つに突出するのではなく、それぞれの物質のバランス。
ならば、自分の脳内物質はどうなっているのか?セルフチェックをしてみよう。

3 セルフチェック
① ドーパミン~私の仕事には「自己評価シート」として年度初めに目標を設定し、年度終わりに振り返るという制度がある。
また、ひと月ごとに時数計算をして各教科の実施状況の確認もある。
正直に言ってそれらが達成感につながることはない。
国語や算数のクラス平均が高かった・低かったの方が達成感にはつながる。
また、1時間の授業で「最低限これだけは全児童ができるようにさせたい」
という学習課題を全員出来るようになった時は達成感が爆上がりだ。
つまり、工夫次第でドーパミンが分泌できる環境にある。評価は「○」。

② ノルアドレナリン~良い年齢になった私に「ちゃんと仕事をしろ!」と叱責してくれる人はいないが、
恐怖以外にもノルアドレナリンを分泌する方法はある。
「締め切り仕事術」毎週・毎日・毎時間が締め切りに追われている私には締め切り効果が働いていうる。
また、教室掲示1つとっても「このやり方は効率的ではない。」と感じ
「こうやれば半分の時間でできる。」と創意工夫の宝庫である。
また、異動して周りが新しい職員に変わったタイミングで成功したことは「定時退勤」だ。
残業は長くても20分。ほとんどの日は勤務時刻終了後10分以内に退勤している。
定時退勤し着替えて仕事モードからプライベートモードに切り替え
ノルアドレナリンの分泌される環境から切り替えることに成功。評価は「◎」。

③ アドレナリン~アドレナリンの効果は以下の2つ。
「体に対する効果」「脳に対する効果」
私の仕事では主に脳に対する「集中力や判断力を高める効果」が期待できる。
授業中の児童のわずかな変化から理解度や精神状態を推し量る、
体育の実技の時に児童の動きから課題点を見いだすときにも集中力が発揮される。
だから、疲れるのか。と再発見した。
アドレナリンをオフにする「7つの習慣」が紹介されているが、
おおむねできていると感じる。評価は「◎」

④ セロトニン~セロトニンが分泌されるのは「日光を浴びる・リズム運動・咀嚼」の3つ。
起床後1時間以内に日光を浴びているか?と問うと「できていないことが多い」
これは生活習慣を変えなくてはいけない。
と言うことで、朝書いていたブログの大半を夜に回し朝の時間を確保する。
そして、朝散歩もしくは朝のジョギングを入れてみた。
まだ3日間しか続いていないがすこぶる調子が良い。
また、ジョギング後のシャワーも効果的。
温かいシャワーで体温も上がり副交感神経から交感神経に切り替わると書かれていたが、
理屈抜きにしても気持ちがよい。
朝のゴールデンタイムの活用は、現在ゆるやかに進行中だ。
最近変えたことは、「朝の情報番組は見ない」余計な情報で朝の脳を汚染しないため。
上記のブログの工夫で時間を作り朝散歩ORジョギング。
ゴールデンタイムに車通勤中のため車内でできるゴールデンタイム活用法を模索中である。
評価は「○」

⑤ 自分のメラトニン環境はいかに?
(1)寝室は豆球をつけて寝ている。×
(2)入眠前2時間は明るい部屋で過ごしている。×
(3)リビングの照明は時々は暖色に変えている。△
(4)深夜のコンビニに行くことは無い。〇
(5)入眠前にスマホやゲームをすることはほとんどない。〇
(6)日中にセロトニンはある程度活性化させている。〇
(7)朝、太陽に光を浴びるように生活習慣を改善中。△
 以上、3勝2敗2引き分け。改善の余地大である。
評価は「△」

⑥ アセチルコリン~数年前から「作業興奮」効果を実感している。
平日の夕方のランニング練習で特に思う。
「とりあえず練習場所に行く」
「準備運動だけしてみる」
「ゆっくりジョギングを始めてみる」
と案外5・6キロ走れてしまう。これが、仕事などでも応用できることにすぐに気が付いた。
「とりあえずTODOメモを作る。」
「必要な書類を集めてみる。」
「段取りを書き出してみる。」
「初めの1つだけやってみる。」など。
案外できてしまう。
仮眠の効果も実証済みだ。
今この読書感想を書く時もとても疲れていたのでコーヒーナップで30分ほどの仮眠をとってから書いている。
また、「コンフォートゾーンからの脱出」というキーワードで好奇心の赴くまま新しい道を選ぶ習慣も身につき、
年齢の割には新しいアイデアなどを得て仕事をしていると感じている。
評価は「◎」

⑦ エンドルフィン~仕事上では「子供達かわいいなぁ。」と実感することが度々。
子供達に癒され、エンドルフィンが分泌されていると想像する。
プライベートではランニングでは毎回のように分泌されている。
走り始めは足の関節などに痛みを感じるがしばらくすると痛みを感じなくなるのは
血行が良くなり、ほぐれてくるからかと勝手に解釈していたが、
もしかするとエンドルフィンによる鎮痛効果なのかもしれない。
だとすると逆にあまりよくないのかも?
患部は痛みを主張しようとしているのに脳はその痛みのサインを受け取れなくなっているのだから。
また、最近目覚めたサウナの習慣。
外気浴でととのっているときには、間違いなく快楽ホルモンが分泌されています。
これ、エンドルフィンですね。きっと。
よって、評価は「◎」

4 7つの脳内物質の様子をセルフチェックしてみたところ気が付いたのは
① ◎4つ 〇2つ △1つと思いの他脳内物質の状態は良かった。
そして、唯一△のメラトニンの分泌を促進すれば、バランスがさらに良くなるということが分かった。
② 7つの脳内物質をわかり易く、単純化して説明されているからかそれぞれの脳内物質の効能などは
相互に乗り入れていて、関係しあっている部分が多いということ。だからバランスが大切ということに戻ってくる。

5 今後の生活改善では、
  メラトニンを活性化し睡眠の状況を改善する。そのためには、
「寝室の豆球をけし、フットライト(間接照明)にする。」
→これはずいぶん前にかみさんに提案し却下されている。
「寝る前2時間は暗い部屋で過ごす。」
→夕ご飯を食べるのが入眠1時間前ぐらいだ。(明るい部屋)これもかみさんがお風呂から出てくるのが、
9時過ぎ。(私の就寝時刻は10時)なので、
奥さんが帰ってくる前に自分だけ夕ご飯を食べてさっさと寝てしまう。
とりあえず、入浴読書ではなく、暗闇読書にする。
・・・工夫できることはこれからいくらでもできそうだ。

 職場異動後の大変な時期に本書「脳を最適化すれば、能力は2倍になる」は、
「おおむね、今の生活は間違ってないよ!」
と勇気づけてくれ
「さらにこんな工夫もできるよ。」
とアイデアをくれた1冊だった。
今後も自分を整え、仕事の精度と速度を上げ
家庭や社会にお少しでも貢献できればと思っている。
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