八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

支部総会と遷宮奉賛会

2008年05月26日 14時05分48秒 | 伊勢神宮式年遷宮

本日、正午より平成二十年度福岡県神社総代会八幡支部総会及び伊勢神宮式年遷宮奉賛会福岡県本部八幡支部結成式が東曲里町にありますホテルクラウンパレス北九州にて開催されました。

H205261jpg 当神社から歩いて約10分の所にあるクラウンパレス北九州。

元北九州プリンスホテルです。

H205262jpg

八幡東西区中から集まった神職・総代、総数127名の参加を得て始まった本年の総会。

下川総代会支部長を議長とし、粛々と進行し滞ることなく議事全て承認されました。

H205263jpgそして神宮式年遷宮奉賛会八幡支部設立世話人代表として福岡県神社庁八幡支部の波多野支部長による御挨拶に続いて伊勢神宮式年遷宮奉賛会福岡県本部八幡支部設立総会並びに結成式が執り行われました。

そして北山総代会八幡支部副支部長を議長として議事進行し、全て滞りなく承認され、満場一致の賛同を得、奉賛会八幡支部がここに設立されました。

H205264jpgその後、福岡県本部奉賛会八幡支部、下川支部長が御挨拶。

H205265jpg 続いて福岡県本部奉賛会を代表して福岡県神社庁の波多野副支部長の御挨拶をいただた後、無事に総代会総会及び式年遷宮支部結成式を執り納めました。

     

二十年に一度の神宮の御遷宮。

これからこの八幡支部でも皆様より多大なる浄財を集めなければなりません。

各社の総代・氏子・崇敬者の皆様には出費多端な折ではございますが、この千三百年間続いてまいりました日本の心を後世に伝えていくためにも是非御理解御協力の程宜しくお願い申し上げます。 禰宜


未来の担い手

2008年05月25日 12時37分43秒 | 日々是神明奉仕

本日は雨も上がり時折晴れ間も出る天気。

少々蒸し暑いですが日曜日ということもあり、たくさんのお祝いのお子様にお越しいただきました。

が、本日は権禰宜さんが所用にてお休み、筆頭権禰宜さんはホテルでの婚礼奉仕、宮司さんは受付、ということで午前中の社頭での御祈願はほぼ私一人で御奉仕しておりました関係上、なかなかお祝いのお子様方の写真撮影が出来ませんでした。

む、無念でございます・・・

しかし一部のお子様の可愛いお写真を撮影することができましたので本日も幸せのおすそわけをしたいと思います。

H205254jpgH205255jpg左側が 桜飛(はると)くん。

右側が慶汰(けいた)くん。

二人とも初宮詣が終わってぐっすり。可愛い寝顔です。

H205256jpg同じく 初宮詣でお越しののんちゃんは沖縄県石垣島から来てくれました。

ちょっと遠いけどまた来てね。

     

H205251jpg そして同じくお宮参りの美空(みく)ちゃん。

ちょうど撮影している時に可愛らしいお手てが見えたので一緒に撮影しました。それがこちら↓

H205253jpg

何とも可愛らしいお手てですよね。

     

赤ちゃんの手はみんな小さくて愛らしいものですが、それも直ぐにしっかりと大きく力強くなってまいります。

そして自分の欲しい物を掴み、お母さんの手を握り、時には人を優しくなでたりもするでしょう。

しかし手は人を殴ることも出来、人を傷つけることも出来るものです。

願わくば、今日お越しいただいたお子様、そして世界中の子供達みんなが自らの手を人を傷つける為ではなく、人を幸せにする為に使う人に成長してほしいと思います。

そして自らの人生何事にもを抜かず、行くにどんな困難が待ち受けようとも、未来の担いとして、世界の共存共栄の為にを尽くし、自分の夢をそのに掴み、幸せをに入れてほしいと思います。

    

さて神社で手というと敬礼作法としての拍手(はくしゅまたはかしわで・手を打ち合わせること)がありますが、本日満二歳のお誕生日のお祝いに来てくれた咲月(さつき)ちゃんと奈桜(なお)ちゃんは若いながら上手に出来てました。

H205258jpgH205257jpg←先ずは鈴を鳴らして、

ぱちっぱちっ→

とても可愛らしく神様にお参り出来た双子のお二人でした。

七五三の三歳のお祝いの時もしてもらうからいっぱい練習しておいてね。

     

本日お越しいただいたお子様・御家族の皆様、誠におめでとうございます。

お子様方の健やかなる成長を御祈念申し上げます。 禰宜


雨に煙るクロガネモチ

2008年05月24日 11時09分57秒 | 四季折々

H2052411jpg

本日の雨、御参拝には生憎(あいにく)の天気でしたが境内の植物にはちょうど良い恵の雨だったことでしょう。御社殿向かって左側にありますクロガネモチの木も心なしか活き活きとしているように思います。

H2052413jpgクロガネモチの名の由来は新しく生えた枝が黒(というより紫)色を帯びるからだそうですが、その名前が“クロ→苦労”と“ガネモチ→金持ち”が繋がっている為、苦労するほど金持ちになる縁起の良い木として昔からよく庭木として植えられています。

画像にも写っておりますが蕾(つぼみ)もできており、来月早々には花を咲かせてくれるのではないかと思います。また花が咲いたらお知らせしたいと思います。 禰宜

     

     ~本日の幸せのおすそわけ~

今日はあいにくの天気でしたが大安ということもあり初宮詣の赤ちゃんがたくさん来てくれました。

H205242jpgH205241jpg 飯塚市からお越しの沙耶(さや)ちゃん。

私を見て泣いてしまいましたが、御家族皆様の御尽力で泣きやんでくれました(→)

H205244jpgH205243jpg 次に遼(りょう)くん。

優しそうなお姉ちゃんと一緒に。いっぱい遊んでもらって、何時までも仲良くね。

H205245jpgH205246jpg次に大河(たいが)くんと萌恵子(もえこ)ちゃん。

お二人は双子。正に無心といった寝顔ですね。お二人何時までも仲良くね。

H205248jpgH205247jpg次に颯志(そうし)くん。

優しそうなお姉ちゃんと元気いっぱいのお兄ちゃんと一緒に。

いっぱいおっぱい飲んで早く大きくなってお兄ちゃんに負けないように元気いっぱいに遊んでね。そして何時までも仲良くね。

H205249jpgH2052410jpg 次に奏凪(そな)ちゃん。

立派なほっぺで思わず触りたくなります。お姉ちゃんも思わず触ってます(→)。何時までも姉妹仲良くね。

本日お越しのお祝いのお子様・御家族の皆様、誠におめでとうございました。

お子様方の健やかなる成長を心よりお祈り申し上げます。


玉串奉奠の作法

2008年05月23日 12時54分13秒 | ご祈願について

本日も昨日に引き続いて玉串について。

今回は御祈願の際の玉串奉奠の作法について御覧いただきたく思います。

当神社では厄祓や初宮詣、七五三詣等の一般の御祈願の場合、祝詞奏上(のりとそうじょう)の後、執り行っていただきます。

先ず神職より玉串を願主(ねがいぬし・厄祓では厄年の御本人、初宮詣では赤ちゃんのお父さん。その御祈願の主体となる方)にお渡しいたします。

H205231jpg 玉串は中程を左手で下から、根本を右手で上から持つように受け取り、胸の高さに左側(葉っぱの方)がやや高くなるように持ちます。

その姿勢のまま御神前にある玉串を納める為に設置されています案(あん・社殿内にある机のこと。玉串を納める案を玉串案と言います)の前まで進みます。

H205232jpg 玉串案の前に来たら立ち止まり、会釈程度(正式には15度)に頭を下げます。

そして(玉串案までの距離がなければ小さく)三歩前進し、玉串案の一歩手前に到ります。

H205233jpgH205234jpg そこでやや深め(正式には45度)に頭を下げます。

次に頭を上げ、玉串を右画像のように立てます。

H205235jpgH205236jpg_2 上になっている左手を右手と合わさるまで下げます。

ここで右画像のようにして玉串に祈念を込めていただきます。

H205237jpg 祈念を込められましたら右手を玉串の裏側の中程まで上げ、そのまま根本が御神前に向くように(葉っぱが手前にくるように)くるりと時計回りに180度回します。

そして一歩進んで、

H205238jpg_2玉串案の上に玉串を置きます。

そして一歩下がって、二礼二拍手一礼の作法にて御拝礼していただきます。

     

H205239jpg二礼二拍手一礼の作法は、

先ず深く(正式には90度)二回頭を下げます。

H2052311jpg

     

次に二回手を叩きます。

H2052312jpg

     

最後に深く(正式には90度)一回頭を下げます。

H2052313jpg 二礼二拍手一礼の作法にて御拝礼済みましたらやや深め(正式には45度)に頭を下げます。

そして頭を上げたら三歩下がります。     

H2052314jpg そこで今一度会釈程度(正式には15度)に頭を下げ、自分の席に戻ります。

     

以上が玉串奉奠の作法です。

大変煩雑な一連の作法ですので全て覚えて実践するのは難しいかと思います。

そこで当神社としては玉串の根本を神様の方へ(葉っぱを自分の方へ)向けて納めていただくことと二礼二拍手一礼の作法にて御拝礼をしていただくことの二点は必ずしていただきますのでそれだけ覚えて実践していただけたらと思います(全く分かられなくても祭典中に神職より御指示申し上げますが)。

他の神社でもこの二点さえ押さえておけば、まず間違いないかと思われます。

ただ一般の方で上記のような作法をきちんとされる方がおられたらちょっとびっくりしますので、自信のある方は是非試してみてください。 禰宜


玉串の作り方

2008年05月22日 11時48分29秒 | 日々是神明奉仕

本日は戌の日。

たくさんの安産祈願の妊婦の方、付添の方で境内は賑わいました。

さて皆様が神社で御祈願をしていただく場合、ほぼ例外なく玉串奉奠(たまぐしほうてん・玉串拝礼ともいう)をしていただくことと思います。

その際に玉串というものを御神前にお納めいただくのですが、その玉串とは通常、榊(さかき・北海道や東北地方では基本的に榊がないので別の常緑樹を使用するようです)の枝に紙垂(しで)や木綿(ゆう)を麻苧(あさお・麻で作った紐)で取り付けたものを言い、願主の祈念を込めて神様に献供していただくものです。

玉串は御神前に献奉るものであり、皆様のお願い事を込めていただくものですので常に瑞々しいものを使用しなければならず、当神社でも不定期ではありますが、月に何度も新しいものを奉製し、取り換えております。

本日も御祈願の合間を縫って玉串奉製を致しましたので今回はその様子をちょっと御覧にいれたいと思います。

H205221jpg

先ずは境内にある榊の木から適当な枝を切ってきます。

H205222jpg_2 その枝を適当な大きさに切り、新芽や種や虫食いのひどい葉が付いていれば取り除きます(新芽はしおれやすく、種は祈願中にぽろぽろ落ちるので)。

H205223jpg 次に濡れ布きんで残った葉を全て傷まないようにやさしく拭いて汚れを落とします。

H205224jpg すっかり綺麗になったら奉書紙で作った紙垂を適当な位置に当て、麻苧で結んだら

H205226jpg      

完成です。

     

けっこう手間が掛かりますが大切なものですので手間も時間も惜しまずに奉製しております。

皆様、御祈願の際には玉串によくよく御祈念を込めていただき、神様に御拝礼されてください。 禰宜 

     

     ~本日の幸せのおすそわけ~

H205227jpg 初宮詣でお越しの彩華(あやか)ちゃん。

権禰宜さんがとても可愛いすごく可愛いと言って写真を撮ってました。

彩華ちゃん・御家族の皆様、本日は誠におめでとうございました。

お子様の健やかなる成長を心よりお祈り申し上げます。