こんにちはO出仕です。
今日は福岡県糟屋郡宇美町に御鎮座される宇美八幡宮を紹介いたします。
宇美八幡宮は、神功皇后が応神天皇をお産みになった地であり、「宇美」という地名も「産み」からとられたものといわれます。
ですので安産の信仰が厚いお社です。
御創建は敏達天皇三年(西暦では574年)と古く、境内には歴史を感じさせる楠の大木があります。
↑こちらは「湯蓋の森」。
神功皇后が応神天皇をお産みになった際、この木の下で産湯を使われたことからこの名があります。
↑こちらは「衣掛の森」。
産衣を掛けられたことからこの名で呼ばれるようになったそうです。
少し進むと「産湯水」がございます。
応神天皇はこの水を産湯として使われたので、この水を妊婦の方が頂いて帰れば安産になると伝わり、汲み取っていかれる方が多いとのことです。
この産湯水の近くに歌碑が建っております。
「宇美の里 八幡の神の みこころを わくや衣掛の 森のまし水」と彫られています。
宇美の里の八幡の神さまの御心が分かっていればこそ、この衣掛の森の真清水は湧いてくるのだろう、といった意味だと思います。
この産湯水は神様の神意によって、湧き出ているのですね。
神社にはそれぞれ、さまざまの風習や信仰の形がありますので、色々な神社をぜひたずねてみてください。