八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

疫神祭

2009年09月13日 13時18分33秒 | 年中行事

本日は昨日とは打って変わり良いお天気。

     

境内はまだちょっと暑いですが、空気は澄んで、赤とんぼは群れ飛び、すっかり秋っぽくなりました。

     

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↑赤とんぼがけっこう飛んでいるのですが、小さくてみえませんね。

     

さて本日は毎年恒例の疫神祭です。

     

この疫神祭は境内にあります「疫神社」の年に一度のお祭です。

     

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↑これが疫神様。本社社殿向かって右側にずらりと並んだ境内社の一番奥に鎮座します。

     

この疫神様は天保5(1834)年にこの黒崎の地(黒崎宿)に悪疫が流行した際、疫除神様として熊手村の人々により勧請されました。

     

当初、この疫神祭は当神社氏子区域の各代表が集まり、神事の後、お籠(こもり)行事として、社殿に籠って夜を明かしたということです。

     

現在では一晩中のお籠りはなくなってしまいましたが、今でも氏子区域の各代表の皆さんが集まり、この地域に疫病がないように、地域の皆様が息災に過ごせますように、神事を執り行っております。

    

最近は新型インフルエンザが流行っているようで、亡くなられた方も多くいるようですね。

     

昔も今も流行病には人間苦しめられるようです。

    

そんな病に皆様が苦しめられることがないように、本日はよくよく神事厳修する所存ではありますが、皆様もくれぐれも外から帰ったら、うがい・手洗いを忘れないようにしてください。 

    

健康第一! 禰宜でした。