今日も突き抜けるような日本晴れ。
日向ではちょっと汗ばむくらいの陽気ですが、そんな中、明日の例大祭とそろそろお越しになられておる七五三祈願の準備に走り回る毎日です。
さて明日の例大祭当日。
当神社では例大祭は年に一度の大祭にて毎年10月18、19日の両日に執り行われております。
本日夕方5時からの前夜祭祭典により幕を開けますが、本祭典は明日午後3時より執り行われます。
本年は明日がちょうど日曜日にあたり(しかも大安吉日)、御祈願の方もたくさんお越しになられるかと思いますが、明日御祈願を御予定の方は午後2時から4時までの間は少しお待ちいただくことがあるかと思いますので、出来ましたらその時間帯はお避けいただいた方がよろしいかと思います。
さて当神社では例大祭は俗に“おくんち”と言います。
これは神社での祭典にはお供えがつきものですが、お供えする日という意味でお供日(おくにち)が訛って“おくんち”と言われております。
そもそも“祭”という字は象形文字で“夕”(線が一本足りませんが御容赦ください)が肉を、“又”が手を、“示”がお供え物をのせる台を表しており、お供え物を神様にお供えしている様子を意味しています(ただしこれは中国からきた字であちらでは肉をお供えしておりますが通常、神社では肉をお供えすることはありません。ごく稀にする神社もありますが…)。
つまり、おくんち=祭典日であります。
明日の例大祭祭典でももちろんお供え物をお供えいたします。
神饌所(しんせんじょ・神様のお供え物を準備する所)から本殿内まで5名の神職にて伝供(でんく・平たく言えばバケツリレーならぬお供え物リレー)いたします。
右画像の左側神職のいる場所が当神社の神饌所です。
さて例大祭といえば皆様、覚えておられますでしょうか?
このブログ上でも何度かお知らせいたしましたが春ごろより例大祭に菊の花をお供えしようと悪戦苦闘しておりましたこと。
最近はすっかりその件にはこのブログ上で触れていませんでしたので、皆様におかれましてはきっと失敗したのだろう、と思われたのではないかと思います。
実は菊達は何とか元気に育っています。
しかしちょっと花がまだ咲きそうにありません。
上の画像は本日の花の様子ですが、まだまだ咲きそうにない上につぼみが思ったより小さい…。
あんなに愛情込めて育てたのに…。
やはり菊は難しかったですね。
とはいえここまでしたら最後までやはりやり抜かねばなりません。
ということで大祭には間に合いそうにないですが、“七五三祈願に菊の花を”という趣旨に変更し、続けて育てていきたいと思います。
乞うご期待! 禰宜