トドの小部屋

写真付き日記帳です。旅行記、本や美術展の紹介、俳句など好きなことをつれづれに。お気軽にどうぞ。

めがねと旅する美術展

2018-11-27 16:57:15 | 美術
昨日と今日、連続で静岡県立美術館に行ってきました。昨日はミューズスタッフの研修と学校班ボランティアの内覧会を兼ねた集まりでしたので、作品をゆっくり観れず、今日、改めて観に行きました。美術館へのプロムナードもすっかり晩秋の雰囲気です。





美術館に入ったのは、11時ちょっとすぎでしたので、レストラン「エスタ」で食事をしたのち、ゆっくり観覧しました。サーモンベーグルのランチを食べました。



エスタからの眺めです。



今回の企画展「めがねと旅する美術展」は静岡では、2018年11月23日~2019年1月27日まで開催です。企画したのはトリメガ研究所で、島根県立石見美術館学芸員の川西さん、青森県立美術館学芸員の工藤さん、静岡県立美術館学芸員の村上さんという3人からなる研究チームなのだそうです。ジャンルの垣根を超え、広く視覚文化について考察する展覧会の開催を目的にした研究チーム(ホームページより)なんだそうです。作品は多岐にわたりました。まず、エントランスを入ってすぐの広い空間に、Unlimited corridor(無限回廊)というVR作品がありました。昨日は体験できなかったので、今日は体験してきました。背中に機械を背負い、両手にも機械を付け、頭にも目を覆う機械を装着します。目に映るものはVR(バーチャルリアリティ)の建築現場。まず、エレベーターで高い建築現場まで上がります。建築現場の高い箇所にひっかかってしまった赤い風船をとるというミッションを帯びて歩くのです。この体験型の作品は、年齢が中学生以上で70歳未満であることや、身体状況など、一定の参加制限がありました。実際に歩くのは、美術館のエントランス前の広間であり、そこに設置された手すりをたどりながら歩くのですが、視覚的には、高層建築現場の足場の上を歩いているように見えます。途中で、一度、建築現場の足場の板が落下するというハプニングが起き、別の通路をたどらなければならなくなるというちょっとスリリングな経験もありました。静岡県立美術館に行かれたら是非、体験してくださいね。高所恐怖症の人は、やめたほうがいいと思いますが、私はとても楽しめました。今回の展覧会は展示作品の作品一覧がなかったので、作品名や作者名などを詳しく報告はできませんが、いずれの作品もめがねや、カメラのレンズや、車窓を通してみた世界など。人工衛星から見た映像、上空から見た日本の俯瞰図、ガラスの作品、錯視を起こす絵画、ライトを当ててレンズから覗いて箱の中の様子を見るものなど、多岐にわたっていました。コンピューターを使用したものも多く、ミューズスタッフは、その操作方法を昨日は学んでいました。現代アートで、キャプションを読んでも説明が難しいので、自分の感性で楽しんで作品をご覧になればいいかと思います。私が第一展示室で観ていたときに、小学生が先生に連れられて観覧に来ました。今日は学校班へのボランティア依頼はありませんでしたが、私はボランティアをしている身だし、せっかくなので昨日知ったことを子供たちに少し説明し、体験してもらいました。喜んでくれたようで良かったです。でも、いつも思うのですが、学校の子供たちの観覧時間はとても短い。子供だから長いと飽きちゃうと思うのかしら。
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